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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第41話
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「ああもう、相変わらず仕事の鬼っていうか……と、とにかく認めない!絶対に認めないんだからあっ!」

シャロンに怒鳴り続けているアリサの声を聞いていたリィン達や次々と帰ってきたプリネやラウラ達はそれぞれ冷や汗をかいていた。



〜現在〜



(それにしても”R”が(ラインフォルト)だったなんてね。しかもお母さんが会長ってことは会社のオーナーっていう事でしょ?)

(ああ……大陸最大の巨大工業メーカーか。下手をすれば大貴族よりも遥かに資産家なんだろうし……貴族生徒もいる学院で伏せていたのもわかる気がするな。)

エリオットの小声の言葉にリィンは静かな表情で頷いた。



「……とにかく。私はあくまで反対だから。母様も忙しいんでしょうし、シャロンがついていた方が―――」

一方アリサは怒りを抑えた様子でシャロンから視線を背けて呟き

「ふふっ、さすがアリサお嬢様。離れていてもお母様のことを気にかけていらっしゃるんですね?それでこそ、わたくしが心よりお仕えする大切な方々ですわ♪」

「べ、別に気にかけてなんか!」

微笑みながら言ったシャロンの言葉を聞いたアリサは反論しかけたが

「あ、お嬢様。大好物のアプリコットジャムをたくさん作って来ましたわ。せっかくですからシャロンがトーストにお塗りしましょうか?」

「え、ホント!?」

自分にとって大好物の食べ物がある事を知らされ嬉しそうな表情でシャロンを見つめた。



「だ、だから子供扱いしないでってば!その、ジャムは頂くけど……」

しかしすぐに我に返って恥ずかしそうな表情になり

(……微笑ましいな。)

(ふふっ、色々と頭が上がらないみたいだね。)

その様子をリィンとエリオットは微笑ましそうに見つめていた。



こうして、リィン達はメイドのシャロンが用意した完璧な朝食に舌鼓を打った後……それぞれ寮から出かけて行き、リィンも生徒会から届けられた依頼を確認後依頼を達成する為に寮から出かけ、依頼を達成し、全ての依頼を終えると既に夕方になっており、寮の出入り口にリィンが近づくと誰かが呼び止めた。



〜夕方〜



「あら、君も帰りなの?」

「サラ教官、お疲れさまです。」

「そちらこそお疲れ様。その調子だと、生徒会の手伝い、頑張っちゃってたみたいね?まったくも〜、ストイックというかつくづく真面目君ねぇ〜」

「最初にそう仕向けた教官にだけは言われたくないんですが……それよりも、なんだか疲れた顔をしてますね?」

苦笑するサラ教官をジト目で見つめたリィンはどことなく疲れた顔をしているサラ教官が気になり、尋ねた。



「ああ、う
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