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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第26話
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その後街道で依頼人から頼まれた宝石を手に入れたリィン達は帰り際に気になっていた建造中の建物に近づいた。



〜メンフィル帝国軍拠点・ケルディック要塞〜



「こ、これは……」

「圧倒的、ですね……」

「建造中だけど要塞、だね。」

「こ、これは一体……確かケルディック方面に要塞なんてないはずだぞ!?」

建物を見たリィンとエマは呆け、フィーは静かに呟き、マキアスは驚きの表情で声を上げ

「……………ケルディックがメンフィル領となった事で建造され始めた要塞か?」

建物の周囲に見かけるメンフィル兵達を見たユーシスは事情を知っていそうなツーヤに視線を向けて尋ねた。



「ええ。――――”ケルディック要塞”。ケルディックがメンフィル領となった事でエレボニア帝国との国境ができた為、国境付近を守る為に建造され始めたのです。」

「あ………」

「そ、それは……」

「………………」

ツーヤの説明を聞いたリィンとエマは心配そうな表情でユーシスを見つめ、マキアスは真剣な表情でユーシスを見つめていた。



「へえ。導力砲に加えて弩砲(アーバレスト)投石機(カタパルト)長遠距離矢砲(シューター)まで配備って、珍しいね。現代と中世の兵器を同時に使うなんて。」

一方フィーは建造物の屋上に配備されている兵器に視線を向けて呟き

「……元々メンフィル帝国の本国がある世界―――ディル・リフィーナは科学技術より魔法技術が進んでいる世界だからな。勿論魔導技術という独自の科学技術もあるが……ああいった古い兵器も防城戦では凄まじい威力を発揮するから今でも使われているんだ。」

「魔法技術が発展した世界か……一体どんな世界なんだ?」

「…………………」

フィーの疑問に答えたリィンの説明を聞いたマキアスは考え込み、エマは真剣な表情で黙り込んでいた。



「―――ツーヤ!」

その時空から声が聞こえ

「え………」

声を聞いたツーヤは呆け

「な、なんだ……!?」

「一体どこから……」

マキアスとエマは戸惑って周囲を見回し

「上だよ。」

「へ―――」

「な――――」

声が聞こえた方向を知っていたフィーの言葉を聞いたリィンは呆け、ユーシスは空を見上げると驚くべき光景が見えた。すると飛竜に跨った女性騎士がリィン達の前に着地し、飛竜から飛び降りた!



「な、なななななななっ!?」

「り、竜……!?」

飛竜を見たマキアスは混乱し、エマは信じられない表情で飛竜を見つめ

「―――”竜騎士(ドラゴンナイト)”。”空の王者”の異名を持つ自由自在に空をかけるメンフ
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