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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
外伝〜ケルディックに降り立つ英雄達〜(1章終了)
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るんだ!?」

サフィナ達の正体を身分を知った部下達は驚き

「サフィナ殿……と仰いましたな。メンフィル帝国の皇族の”マーシルン”性を名乗っているということはまさか……」

サフィナの名前を聞いてある事に気付いたオットーは真剣な表情でサフィナを見つめ

「はい。妾の娘にはなりますがメンフィル皇族に連なる者です。」

見つめられたサフィナは静かな表情で頷いて堂々と答えた。



「お、皇族自身が二人もこのケルディックの新領主に……!?」

サフィナも皇族と知った部下の一人は驚き

「フム……先程自己紹介の時、”臨時領主”と名乗っておりましたが……皇族の方々が二人もこのケルディックを治める事と何か関係があるのですか?」

オットーは考え込んだ後尋ねた。

「ええ、その事も含めて今から説明させて頂きます。」

そしてサフィナとレンはケルディック地方の領主を任せられる適任の者がいない為、適任者が見つかるまで自分達が臨時領主としてケルディック地方を治める事、また突如メンフィル領に変わったケルディック地方に住む人々に信頼してもらう為にも皇族自らが派遣された事を説明した。



「……………」

説明を聞き終えた部下達は普通なら絶対にあり得ない事に驚きのあまり口をパクパクさせて固まり

「いやはや……まさかこのケルディックの為にそこまで気を使って頂いているとは……お二人の臨時領主の就任、ケルディックに住む民達全てを代表して心から歓迎致します。」

説明を聞いて目を丸くしていたオットーは明るい表情になって会釈をした。



「ありがとうございます。私とレンはそれぞれ軍務や政務の関係で多忙の為、領主として留守にする事もありますが可能な限り一人は常駐するようにしますのでご安心下さい。」

「ただそれでも二人ともケルディックを留守にする場合があると思いますので、その際に領主としての判断を仰ぎたい場合は、お手数ですが現在エレボニア帝国領トリスタにあるトールズ士官学院の1年”Z組”の生徒として通っている我が姉、プリネ・カリン・マーシルンを訪ねて下さい。彼女にも臨時領主の権限を与え、ケルディックの状況を常に伝えるようにしていますので。」

「ええっ!?」

「メ、メンフィルの皇族がトールズ士官学院に……!?」

「しかも”Z組”と言えば……」

サフィナとレンの説明を聞いた部下達は驚き、ある事に気付いた部下はオットーを見つめ

「もしや……この間の盗難事件を解決して頂いた”Z組”の学生達と共にいた夕焼け色の髪を持つ生徒ですか?その生徒だけは他の生徒達と比べると、一際強い気品が漂っていましたが………」

自分が出会った”Z組”の面々を思い出したオットーは驚きの表
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