暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
番外編 〜辛い、喧嘩、歌唱〜
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なるほど」

「さてお前ら。今俺のほうを見て何を思った」

「逃げろッ!(ダッ!)」

「こら待てぇ!スケープゴートとか調子のいいこと考えてんじゃねえ!!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダ・・・・・・


蒔風を追いかけ始めたキョン、それを古泉が離れて見ている。


「キョン!古泉はいいのか!?」

「まずはお前だ!」

「ひえーーーー!!!」



「おめえらうっせえぞこらぁ!!!」




「え?」「はい?」「おや」


三人くらいのチンピラが肩を大きく振りながらやってきた。
いかにもである。

いまどきこんなチンピラもいないだろうに。
絶滅危惧種に選ばれてもいいくらい、教本通りのチンピラだった。


「あんないかにもな奴らいんのかよ」

「おそらく、涼宮さんかと。あなたがいろいろ狙われるとか言うからですよ」

「オレのせいかよ!」

蒔風と古泉が小声で話していると、チンピラ達が言ってくる。


「なにごちゃごちゃ言ってんだよ。てめぇらうるさいんだよ。ギャーギャー騒いでんじゃねえよ!!」

「ああ、それはすみませんでした。おい、戻ろうぜ」

「まてやぁ。迷惑料で有り金全部よこせやコラァ。ひっひっひっひ」

「あと、殴らせろ。イライラすんだよ・・・」

「へっ、楽しそうに笑いやがって・・・・いいよなぁ、お前ら」


「どうすんだよこの状況」

「なぁに、任せておけ・・・・すみませんねえ。こんな往来でもなんです。そこにある公園の倉庫裏でお支払いしましょう」

「分かってんじゃねえかよ・・・」

「早くこのイライラを何とかしろ・・・」

「ヘラヘラと・・・笑ってんなぁ?おい」


蒔風とチンピラ三人が見えないように倉庫裏に行く。




<ここからは音声のみでお楽しみください>

「さあて、まずいっぱつ、ブガッ!」

「あんだてめ、ゲフッ!!」

「ざっけ、ぎゃああああああああああ!!!!」

「おおおおおお!!タンマタンマ!!来んなって!!ひいいいいいいいいいいい!!」

「わかった!!もうイライラなんてねえ!!十分だ!!たすけ、てえええええええええ!!!」

「すみません!!すみません!!さっきまでの自分で十分良かったです!!だからこれ以上は、Noooooooooooooooooooooo!!!」

「どうした・・・戦え・・・・」

「オマイガーーー!!」

「神様助けてーー!!」

「くっ(ダッ)」

「にーがーさーなーいー♪(ガシッ)」

「あああああああああああああああああああ・・・・・・・・・・・・(ズルズルズル)」


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