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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
136 予選(トーナメント)
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はほんの一握り程度で、他の大半は慢心や虚栄心を映した自分はこんなレア武器がドロップしました>氛氓ネどとこれでもかと見せ付けている、シノンやピーチ曰くの愚物≠ナあった。

閑話休題。

……ちなみに俺達4人はシノンとピーチから聞いた定石(セオリー)通りに武器や防具は装備していない。どうせ試合開始前に装備を調えられるのなら、それまでは情報(カード)は伏せておこう>氛氓ニ云うワケだ。……この場所を見る限り、大勢のプレイヤーが主武器(メインアーム)を伏せているので、やはりメインは伏せる≠ニ云う選択肢が定石(セオリー)なのだろう。

また閑話休題。

その後は大した出来事も無く、各々の──行くべき場所に散っていった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「……っと…」

転移特有の一瞬だけの酩酊(めいてい)感の後、辺りの風景が指定されていた転移場所──コンクリートやらリノリウムやらかは判らない質感の石材で閉ざされていた空間からジメッとした生暖かい風が頬を撫でる様な空間に転移させられた事を自覚した。

「……えらく目に優しいステージだな…」

辺りを見渡す──までもなく視界端から端までが鬱蒼とした木々の緑色に、そう自らに対するガス抜きを兼ねつつ冗句を交えながらごちてはみるものの、常在戦場≠心掛け──ここが既に戦場である≠ニ云う意識もちゃんと忘れない。

(……視られているな)

気配察知=B……それはアインクラッドでのトップランカー達の殆どが使えていたシステム外スキル≠ナ、方向は右斜め後ろ。距離にして大体300メートルと云った所に相手──トーナメント表に載っていた名前で呼ぶとしたら《Annsatsu》の存在を感知した。

……そんな気配察知≠ナはあるが、俺の場合はそこに見聞色の覇気≠ェ加わるので、相手の位置すらも詳しく判ってしまう。

「……お、動くか?」

どうにもアンサツさんはスコープか何かでこちらを覗きながら戦略を立てていたようで、その作戦タイムも終わったらしくアンサツさんの気配≠ェずんずんとこちらに寄って来ているのが察知出来る。現在進行形で。

(……こんなに急いで距離を詰めてくるって事は、狙撃手(スナイパー)って訳でも無さそうだ)

アンサツさんは狙撃点(シュートポイント)を探している様な素振りも無いので、一先ずはそう当たりを付けては俺もこれからの立ち回り方を考える事にした。……その為にもまずは脳内で現時点での俺の武器や地形に関する情報を脳内でピックアップしていく。

(武器はライトセイバー=痺Xコーピオン≫に、後は幾つかのグレネード類≠ゥ…)

「……まぁなるようになるか」

そう呟きながらライトセイバー>氛汾ウ
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