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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第21話 木山の過去
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いに繋がり合い、丸みを帯びた巴に一本ずつ外に太い線が浮かび上がる。

本来の持ち主である『うちは一族』でも開眼するのが稀な瞳術。
万華鏡写輪眼がサソリの瞳に浮かびあがった。

「はあはあ......こ、これは?」
身体の底から湧き上がる力、先ほどのレベルアッパーを使った時とは比べ物にならない。

すると、サソリの万華鏡写輪眼は木山の中で膨れ上がり今にも飛び出して来そうなチャクラを捉える。

ま、マズイ!
これは......!?

木山は側頭部に強烈な痛みを感じ、尋常ではない悲鳴を上げ始めた。

「ぎっ!!ああああああああああああ」サソリは開眼したばかりの万華鏡写輪眼の能力を上げて木山の中で膨れ上がるチャクラを抑えようとする。
しかし
「がっ......ぐ!ネットワークの......暴走?いや、これは......AIMの」
木山の頭からエネルギー体が飛び出て、サソリを弾き飛ばした。
「くっ!遅かったか」

この感じは、尾獣か!?

サソリは傀儡を手繰りよせる臨戦態勢を取り始めた。
「さ、サソリ!どうしたの!?」
御坂がサソリに走り寄ってきた。
「はあはあ、御坂......お前も手伝え」
「えっ!?」
木山から飛び出た巨大なエネルギー体は、次第に形を整え始め、赤子のような身体を見せ始める。
「キィァアアアアアア」
奇声を上げる赤子のようなエネルギー体にサソリの額から汗が流れた。
「かなり厄介な事になったようだ」


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