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混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
想いが交差する夜
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「情けないわね〜。」

その通りでもある。まだ怪我が治っていないようである。

「・・・・・・。」

「?どうしたウェンディ?」

ウェンディが少し暗い表情であった。

「せっかくお兄ちゃんとエルザさんが快勝したのに・・・
 私勝てなかったなあ・・・。」

「何を言ってるんだ。それは俺も同じだ。」

「お兄ちゃん競技の方で活躍したんだよ・・・。」

「でも最後の方だけだよ、見れたの。」

ウェンディの言葉にミントがそう言う。

「あんたはよくやったよ、ウェンディ。」

「皆驚いていたぞ。」

「うん!!すごかったよ、ウェンディ。」

シャルル、リリー、レビィさんがそう言う。

「ウェンディ、お前はよく頑張ったよ。」

俺はそう言い、ウェンディの頭を撫でる。

「お兄ちゃん・・・うん!」

ウェンディは笑顔でそう言う。

「酒樽サーフィンだーーーーーっ!!」

「あいさー!」

「うわっ!危ねっ!」

「やめろナツー!!」

ナツさんとハッピーがいくつかの酒樽に木のボードを乗せて、
サーフィンの様に遊んでいた。

「って、こっちに来る!?」

「きゃっ!?」

俺はそれに気がつき、急いでウェンディを抱えた。


ドガーン!!


「ぶぼー!!」

「うぎゃ!!」

「どへぇー!?」

「きゃあっ!!」

当然のごとく、ぶつかり、寝ていたガジルさん、
近くにいたミントとシャルルがぶつかった。

「何すんだてめっ!!!」

「うぐ・・・お前らもやるか?」

「酔ってまでやるか!!」

「おし!!俺がやる!!!」

「グレイ様、頑張ってーーーーー(ハート)」

今度はグレイさんがやるみたいだが・・・・・・



ドォーン!


「ぐはっ!!」

「どーなってんだお前の服!!!」

壁にぶつかったグレイさんはいつの間にかパン一になっていた・・・
何故・・・・・・。

「ならば次は私がやろう!!とう!!」

「だから危ねーっての!!」

「誰かやめさせろ!!」

今度はエルザさんが・・・・・・誰も止められないのでは・・・
あ、エルザさんがぶつかった。

「やれやれ・・・相変わらずだな・・・・・・。」

「そうだね、お兄ちゃん。」

俺とウェンディはそう言う。

「というかさ・・・。」

「コージ、ウェンディだけ助けて、私達は助けなかったのよ。」

「あ・・・悪ぃ・・・。」

「今度は僕が乗るぞーーー!!!」

「もうやめろって!!!!」

こうして、今日は歓喜にあふれた3日目の夜だった。












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