暁 〜小説投稿サイト〜
鎮守府の床屋
前編
2.最初の客
[11/11]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
が出てるって話だし、やっぱこいつも軍人なんだよなぁ。

「まぁ艦娘だから仕方ないクマ」

 マッサージも終わり、球磨の両肩をポンポンと叩いてやる。球磨、お疲れさま。

「ほい終了」
「おおぅ……もうおしまいクマ?」
「おう。気持ちよかったか?」
「気持ちよかったクマ。死力を尽くして倒れ伏すまで続けて欲しかったクマ」
「揉み起こしになるぞお前……」

 こうして球磨を一番最初の客として、この“バーバーちょもらんま”の輝かしい歴史は幕を開けた。明日からは、この鎮守府のやつらの髪を整えまくって洗いまくって、キレイにしまくってやる……!! そんな野望を胸に秘め、俺の気持ちはこの時、かつてなく高ぶっていた。

「揉み起こしなんかやらかした時は、元凶のハルを張り倒せば万事解決だクマ。キリッ」
「なんでもかんでもバイオレンスで解決しようとするのはよせ」

 そしていつの日か、このアホ毛女のアホ毛を成敗してやる。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ