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銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第三十六話 要塞攻防戦(その1)
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沈黙が漂っている。誰も何も言わない。シュターデン少将でさえ無言でスクリーンを見ている。准将が指揮を取ってからあっという間に戦況が変わった。帝国軍の勝利だ。しかし、誰も何も言わない。同盟軍の攻撃部隊は火達磨でのたうっている。

「閣下、指揮権をお返しいたします」
「もうよいのか? 未だ時間は有るが」
「はい。我が侭を聞いていただき有難うございました」
「うむ」

「閣下」
「なにかな、ヴァレンシュタイン准将」
「あの部隊を壊滅させたらですが…」
「壊滅させたら?」
「反乱軍に停戦を要請しては如何でしょう」
停戦? 准将、あんた本当に何考えてるのよ?


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