第55話 さらばルイン
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入れ、異常がないかを確かめるエックス。
この時点では異常はないようなので、後は走らせるだけ。
チェバルを運び、外に向かう。
外に出たエックスはチェバルに乗り込むと、チェバルを走らせた。
「これは凄い。よくここまで再現出来たね」
二百年前の機体をよくここまで完璧に再現したものだ。
しかも難があったターン性能も改善されているため、エックスが扱ってきたライドチェイサーの中でも一番扱いやすい。
「これで私とエックスも動けるね」
「あ、そうか…ルインはエックスと一緒に行くのよね」
ネオ・アルカディアから逃げる人間達を助けながら、バイルの脅威を退ける。
エックスだけでは危ないというルインの発言でルインはエックスと共にレジスタンスベースを去ることになった。
「寂しくなるわね…」
シエルにとってルインは頼りになる同性であり、親友だと思っている相手である。
「何言ってるの!一生会えなくなる訳じゃないんだよ?また会えるよ。絶対に」
「うん、そうよね…また会えるわよね」
「うん」
笑い合う少女達にエックスは微笑み、ゼロは無表情ではあるが、瞳に優しい色を湛えていた。
そして翌日の朝、レジスタンスベースの入り口付近でエックスとルインがチェバルに乗り込んでシエル達に振り返る。
「ルイン、エックス。気をつけてね」
「無理をするなよ」
「ああ」
「ルインお姉ちゃん、またね」
「うん、またね。アルエットちゃん」
エックスはエンジンを噴かす。
そしてチェバルは前方に向かって進んでいき、エックスとルインはゼロ達とは違う道を歩むのであった。
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