暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第18話「桜vs秋十」
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認識してくれた。」

  つまり認識さえすれば生身でも行けるって事ですか!?

「...つくづく桜さんって人外染みてますね...。」

「よく言うだろ?」

「.....?」

「“バケモノを倒すのは、いつだって人間さ”って。」

「なんで自分が倒される前提なんですか!?」

  しかも人外な事認めてるし!

「....落ち着いたか?」

「えっ...?...あっ。」

  ふと、さっきまで少し力が入っていた事に気付く。
  ...なるほど、やっぱり、少し緊張していたみたいだ。

「...ありがとうございます。」

「礼はここからの戦いに応えるか試合の後にしてくれ。」

「.....はいっ!」

  ここからは出し惜しみなしだ。

「動きに風を宿し、身に土を宿し、心に水を宿し、技に火を宿す....!」

「.......。」

  なにも、この戦い方は桜さんだけが使える訳じゃない。
  束さんも使えるし、それをずっと傍で見て、習得しようと努力していた俺も使える。

「っ.....!」

「っ!」

  初動もなく、しかし地面が凹む程の勢いで桜さんに接近する。
  両手にそれぞれブレードを展開し、流水と疾風の如き動きで攻撃する。
  躱され、反撃。それをもう片方のブレードで防ぎ、そのまま再度攻撃。
  しかし、それも桜さんのもう片方のブレードに阻まれ、鍔迫り合いになる。

「はぁっ!」

「っ、ぁあああ!!!」

  互いに間合いを離すようにブレードを弾き、剣戟を繰り広げる。
  斬る、防ぐ、斬る、斬る、避ける、斬る、防ぐ、防ぐ、避ける、斬る...!

「ふっ!」

「っ!はぁっ!」

  運よくいい感じに桜さんの攻撃を懐に誘い込み、思いっきりそのブレードを弾き飛ばす。

「っ、く....!」

「はっ!」

  そして、もう片方のブレードで残ったブレードを封じ、すぐさま突きを繰り出す。

「っ!危ない....な!」

「やば....!?」

  それを桜さんは上体を逸らし、刺突をしたブレードを蹴り上げて一回転しながら後ろに下がり、そのままマシンガンを展開して乱射してきた。

「っつ....!」

  すぐさま射線上から外れたけど、いくつかは命中してしまったようで、シールドエネルギーが削れている。...まだ余裕はあるか。

「さて、そろそろ武器を変えさせてもらおうか。」

「ハンドガン....!まずい....!」

  桜さんは二丁のハンドガンを展開する。
  IS用に改造されたハンドガンとはいえ、あまり需要がない武器だけど桜さんの場合は...。

「くっ....!」

  幸い、まだ間合いは
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