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ロックマンゼロ〜救世主達〜
第39話 宣戦布告
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実のレプリロイドまでも大量に処理してまで、人間を過剰に保護してきたネオ・アルカディア。

それなのにダークエルフを手に入れるためにネオ・アルカディアの居住区にミサイルを落とした。

「そうだね、まるで最悪な事態が起きる前触れみたい」

「ベビーエルフとダークエルフがネオ・アルカディアの手に渡った時点で既に最悪の事態だがな…。」

二人の呟きの直後に、短い機械音が司令室に響いた。

「通信回線に強制割り込み……!ネオ・アルカディアからです!!」

ジョーヌの言葉に、その場にいた誰もが驚く。

「繋げろ!!」

間髪入れずにゼロが叫ぶと、正面の大型モニターにコピーエックスの姿が映し出され、そしてコピーエックスの後ろには、バイルが不敵な笑みを湛えながら控えている。

『ギ…ギギッ…聞コえるカい…。レジスタンスの諸君…ソして…Dr.シエル…。』

司令室に響き渡るノイズ混じりの無機質な少年の声。

その無機質さはとてもではないが、心を持つレプリロイドの声とは到底思えず、寧ろレプリロイドの姿をしたメカニロイドと言われた方が納得出来るものであった。

「コピー…エックス……!!」

かつての自分の作品であるコピーエックスとの意外な再会にシエルは驚く。

コピーエックスは、通信に出たゼロとルイン、シエルのみならず、まるでレジスタンスベースにいるレプリロイド全員に語りかけるかのように話し始める。

『ダークエルフは、ついに我々の物とナっタ…。下らない争いは、終わりにしタい…。君達に降伏を呼びカけるこトにしたよ』

「降伏ですって…?」

『君の発明した新エネルギーシステマ・シエルを我々に渡して欲しい。そうすれば、君達イレギュラーの安全は、保証しよう…』

コピーエックスに代わるようにレジスタンスベースに通信を送ったことの要件を伝えるバイル。

「そんな……」

ネオ・アルカディアからの要求に絶句するシエルに対して、バイルは冷笑を浮かべながら更に説明する。

『君が送ってくれたシステマ・シエルの情報を解析した結果…、ダークエルフと組み合わせることにより……莫大なエネルギーを生み出す可能性があることが分かったのだよ。これでエネルギー不足は、一挙に解決。もう、お前達を処分する必要もない……。』

確かにシステマ・シエルはダークエルフの子供であるベビーエルフを研究して生み出された物であるため、それらを組み合わせれば、その可能性は充分にあり得る。

『シエル…君の答エ一つで世界は、平和になルんだよ…』

シエルは目を閉じて考える。

ゼロとルインはシエルを静かに見守っていた。

「……………あなた達は……信用……出来ません………」

シエルはモニターに映るコピーエックスとバイル
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