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艦隊これくしょんー3号と呼ばれる提督ー
第1話 転属の意味
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山中は響一郎に聞いた。

「ああ、貴様には提督をやめてもらおう!」
そう響一郎は言った。

「な!何を言っているんだ!私は二年前にこの鎮守府に来たばかりだぞ!」
そう山中大佐は響一郎に言った。

「お前は大破した艦娘を無理矢理戦場に送り出して沈没させたな!」
そう響一郎は鋭い目付きで山中大佐を睨んだ。

「まて!私はやめろと言ったのに彼女達がやらせてくれと言うからやらせたんだ!」
そう山中は誤魔化すように言った。

「貴様は提督だったのに彼女達を何だと思っているんだ!」
そう響一郎は怒鳴るように言った。

「彼女達はただの道具だ!兵器に変わりないだろ?」
そう山中は少し笑いながら言った。

「彼女達は今ここで生きているのに貴様は彼女達を兵器と呼ぶなら!」
バキッ
響一郎は片手をグーにして山中大佐の顔面を殴った。

「ぐはっ!?」
山中大佐はそれを喰らい床に倒れた。

「貴様は人間として最悪な存在だ!さっさと失せやがれ!」
そう響一郎は山中に言った。


食堂ー


「翔鶴姉どうしたの?」
そう瑞鶴は銀髪の正規空母の翔鶴に聞いた。

「いえ、さっき伝達があって今日から提督が代わるみたいなの」
そう翔鶴は瑞鶴に言った。

「へぇ〜そうなんだ」

そう瑞鶴は言った。

「誰が来るか楽しみですよね」
そう言ったのは軽空母の瑞鳳だった。

「お前等何言ってんだよ!人間なんて役立たずが多いじゃないかよ!」
そう言ったのは軽巡洋艦の天龍型一番の天龍だった。

「天龍ちゃんあんまりそれ言わない方がいいよ」
そう言ったのは同じく天龍型二番艦の龍田だった。

「誰が来ても私達には関係ありません」

そう言ったのは正規空母の加賀だった。

「ええ、私達は提督が居なくても戦えます!」
そう言ったのは正規空母の赤城だった。

「ねぇ、提督が来たみたいだよ!」

そう言ったのは駆逐艦の島風だった。

中に入って来たのは黒井響一郎だった。

皆は新しい提督を見て「怖そうな人じゃなそうだね」とか「見た目はいい人見たいだね」と言う声があった。

「お前等!普段道理で構わないが話を聞いてくれ!」
そう響一郎は言って彼女達を見た。

「俺の名は黒井響一郎階級は中佐だ!年齢は24歳で昔戦いで仲間を一人殺してしまった」
そう言って響一郎は片手を見て言った。

「昔は仲間と悪の秘密結社を倒すために戦いに明け暮れていた!だが今は誰かの自由と平和の為に戦う!それから俺の心の言葉は勝てば正義、負ければ悪だ!」

そう響一郎は真顔で言った。

それを聞いた少女達は彼の言った意味がまったく解らなかった。

「おい!お前ふざけてんのか?」
そう聞いてきた
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