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混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
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俺は戦いの中で、1匹小さなモンスターがいる事に気づく。
恐らくこいつで最後である。


「ギロ!」


パァ!!!


そのモンスターの目から赤色の光を放れ、
本来の姿になって、エルザさんに襲い掛かろうとしていた。
妖精の球(フェアリースフィア)で防ぎ、最後に一緒に止めを刺した。





























「・・・と、こんな感じでしたけど・・・」

「それ・・・モンスターを倒すのが速過ぎたせいで・・・
 アンタの活躍、見れなかったよ・・・。」

「・・・え。」

確か魔水晶(ラクリマ)ビジョンでこっちの方の映像が見れるけど・・・つまり・・・

「殆どエルザさんしか見れなかったって事・・・・・・?」

「・・・うん。」

「・・・そりゃないぜ・・・・・・。」

ちょっと俺は、ショックを受けるのだった。

「ドンマーイ、コージ!」

「でもやっぱり、かなわないねえ。」

シャンディーとカナさんがそう言う。

「エルちゃんやっぱり最強だねー!」

「あの坊やの方も、見たかったわ。」

人魚の踵(マーメイドヒール)のミリアーナさんとパープルさんがそう言う。

「さすが一夜さんの彼女・・・」

「そうなのですか!?」

ヒビキさん、それ違います・・・・・・シンさんも真に受けないで・・・・・・。

「あれを見せつけられた後に、命知らずなボケをかますね。」

「ワイルドォ・・・。」

ヒビキさんの言葉に四つ首の仔犬(クワトロパピー)の2人がそう言う。

「あの坊主の方も見たかったが・・・エルザって奴もなかなかやるな。」

「うむ。見事だ。」

ニスイさんとジュラさんがそう言う。

「気に入らねえな。」

「・・・・・・油断・・・ならん・・・。」

今度は剣咬の虎(セイバートゥース)の2人がそう言う。

「「・・・・・・・・・。」」

何も言わない大鷲の尻尾(レイブンテイル)の2人。

「見ろ。」

「・・・!」

俺はエルザさんの視線の方を見る。

「さっすがエルザー!!」

「やったー!!」

「コージも、見れなかったけど、よく頑張ったぞー!!」

「カッコよすぎー!」

「好きだー!!」

ギルドのみんなの声が聞こえてくる。

「「・・・。」」

俺とエルザさんは少し笑って、拳を仲間に向けて、ポーズをとった。

伏魔殿(パンデモニウム)完全制圧!!!!
 |妖精の尻尾フェアリーテイルA、10ポイント獲得!!!!』

初日での失態はここでカバーしたぜ!!!




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