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『続:殺し、失い、得たもの。』
『重罪』
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た服を着る。
組長は、ただただ黙ってる。
帰って来ん親の此の部屋の布団を剥がした。
カズのカラダの下に敷いた。
組長は零の手を取った。
零は、無表情のまま組長の目を見た。
手が解かれた。

ポケットのハサミを出す。
零は、カズの汚いモノを切り落とした。
立ち上がり、腹の上に真っ直ぐハサミを勢いよく落とした。
見事に刺さってくれた。

ざまぁみろ
快楽殺人犯

そぉ思いながら、自分も同じだと気付く。

組長が零の背中を軽く押して部屋から出す。
舞、チャント服を着て毛布にくるまってた。
誰かが舞の背中をさすってた。
舞の手元には紙袋。
過呼吸なったんか...
酷くなる前に落ち着いたなら良かった。

舞が零に気付く。
舞は、血塗れの服に、ひるむことなく零に抱きついてくる。
その勢いで転けた。
舞に押し倒された体勢のまま...
舞はチカラいっぱい零を抱き締めてきた。

『なぁ舞、なんで舞は零を怖いと思わんの?普通怖いやろ。なんぼ舞の恨みや自分の恨みを晴らす為とか、許せれんかったからとか...理由があるにしろ殺すって異常やん?』

『舞に、勇気と強さが在ったら舞は自分で殺してる!カズも蓮も舞が弱いから零がヤらなあかんねやって思たら舞のが悪者やし。零がヤッてくれるってどっかで思ってるから...舞のが汚い』

『あはは...舞が弱くて良かった。そんなこと思てたんか...舞は汚くない、むしろ綺麗やし。零は、舞と出逢う前から、最初から汚い。腐りきってんねん。
なんぼ殺意あっても行動に移すか移さんか、ごっつちゃうんで。舞は何もしてない。被害者や。殺意抱くくらい、あんなんされたら当たり前や。
普通はそこで終わる。零は終われん。やから異常なんや...』

組長がカズを運び出す。
来てた皆の半数が一緒に家を出て行って、半数が残った。

零と舞の話を聞きながら泣く人が1人...
ふと見上げたら、誠だった。
暫く見てないうちにスーツが似合うようになってた。

『誠...久々の再会にはキツイ状況やな...舞、この人は零のヒトツ上で、名前は誠。生い立ちは、零の仲間。被虐待児。
誠は心根が優しくて温かい人。舞には良い人。何があっても舞を傷付けたり出来ん人。
これからは誠に守って貰って』

『何言うてんの?そんな、おらんよぉなるみたいな言い方せんといてやぁ!!なぁっ!!零っ!!』

『誠...誠に本気で舞を任せた。安心出来る。チカラになってやって...頼んだよ、お兄ちゃん』

子宮が異常に痛い。
意識が飛ぶ。
舞が叫ぶ。


誠が叫ぶ。
他の人も叫んでた。
意識が戻った時は、皆が見守ってくれた。

『...桜、正常に戻ったんか...良かった』

『アホかっ
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