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第2部『計画打倒編』
第7話『裏切りの残月』
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るう子達の行動は、雅が唐突に言ったある言葉が原因で始まる。
「みんな、これを見てくれ。どうやら、カイザとゴルドドライブが行動している瞬間を誰かが動画で撮ったらしい。この二人がウリスの味方であることは明確だ。」
「はい。その二人は蒼井晶にリメンバ。ウリスの味方で、ウリス曰わくダークライダー三巨頭らしいです。」
雅の言葉に伊緒奈が解説する。 
「そうか。だとしたら、みんなにはカイザ達を倒してほしい。手分けして探し、見つけ次第戦闘を行い、速やかな撃破を。それと、伊緒奈、一衣の二人には残って欲しい。話さないといけないことがある。」
「伊緒奈さんはともかく、私もですか?」
「そうなると、実質五人行動ね。さ、私達は行こうか。雅さんも話し辛いだろうし。」
華代はるう子達を引っ張り外へ出る。
「さて、話さないといけないことっていうのは、そろそろ僕も、この世に居られる期間に限界が近づいているということだ。ただでさえ、ゴーストは99日しか現界していることが出来ない。それに加え、この企画段階の眼魂その人間の命、ゴーストならこの世に居られる期間を食らうんだ。あれから何回も使った所為か、僕がこの世に居られるのは、あと28日しかない。」
雅は、一衣達に自分の状態を伝える。
「なら、なんでマッハドライバーを使わなかったんですか!?」
一衣は、若干怒り気味に雅に質問した。
「本来これは、僕が別の世界で使おうと思っていた物だ。この世界で使って、どんな弊害が起きるか解らない物なんだ。第一、僕自身が本来、この世界に居ちゃいけない人物だ。」
「そんなことありません!?雅さんも、私達の仲間です。」
「この場合はそういう意味じゃないんだ。僕は所詮、原作のないネット小説の世界の人間。それに、僕の物語は既に閉じられているんだ。こうして、この世界で動いていることがおかしいんだ。」
「そうでしたか。」
「ああ、だから、僕はもう、実質戦闘に参加出来なくなる。それから、もう一つ話す内容なんだが、そろそろウリスについて、本格的に調べようと思う。二人には協力してほしい。」
雅はノートパソコンを二台出し、一衣達に渡す。
その頃、るう子達はるう子、華代と遊月、清衣とユキの3方向に 別れて行動していた。
「なかなか見つからないな〜。」
るう子が呟いていると、ライダーサーチャーに反応が出る。
「中級ライダーに重なるようにダークライダーの反応?この反応、どういうこと?」
るう子が疑問に思うと、
「そんなの、決まってんじゃん、るうるう。」
『俺が晶のベルトになっているってことだよ。』
晶がカイザドライバーを持ちながら現れる。
「晶さん!?さっきの声は一体?」
『まだ解らないのかな?ダークライダーとして召喚された俺は晶のベルトに改造され、超強化ダークライダーに進化したってこと。
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