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RSリベリオン・セイヴァ―
第十六話「その憧れは、歪みとなる」後編
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ラウラとの戦いに惨敗し、意識を失った俺だが、弥生の悲鳴により目を覚ましたはいいもの、襲われた彼女は謎の首輪を付けられていた。
それは……
『……これは、小型の時限爆弾だ』
ホログラム通信システムから聞こえる魁人の声が冷静に答えた。
「小型の時限爆弾だと……!」
ヴォルフが表情を険しくさせた。それと同時に周囲に沈黙が走った。
「ま、マジかよ……!」
太智は目を見開いて弥生の首輪を見つめる。
「それと……君を襲ったのがラウラだったのは本当か?」
ヴォルフが彼女に問う。
「ええ……あの眼帯と銀髪の娘は、おそらく……」
あやふやだが、弥生は昨夜襲われたときを思い返した。彼女は、背後からラウラに抑え込まれ、そして首輪を付けられた。そして、ラウラは『再び狼が私に敗れたのなら、貴様の命はないだろう』と、言い残して彼女に手刀を打って姿を消した。
「ドクター・魁人、その首輪を解除することは可能ですか?」
ヴォルフが魁人へ尋ねる。すると、魁人はしぶしぶ答えた。
『うむ……何やら特殊な機能を有していて、僕でも解読は困難だ。できないこともないが、早くても最低三日はかかる。まぁ、大抵誰が作ったかは検討がつく……この手の類は、実際に手で触れて解除する代物ではなく、本体のプログラムにウィルスをかけてエラーを起こして解除する方法しかない。まぁ、遠隔操作でこちらから解除作業を行うってことになるから、弥生ちゃんとしては一人っきりで不安になるだろうけど……』
「三日!? そんなにかかるのか……でも、もう一度ラウラが狼君と戦うってのはどういう意味だ?」
清二が首を傾げた。だが、そんな彼の言葉に太智がこういう。
「おそらく、明日行われるトーナメント戦じゃね? それにあのチビが参戦しているじゃ……」
「可能性としてはありますね?」
一夏も、同じように頷いた。
「……で、肝心の狼は?」
と、ヴォルフが問うと、弥生は表情を暗しくて答えた。
「……寮の部屋に居ます。昨日の戦いが原因で」
「そうか……」
狼は、ラウラの容赦ない攻撃を立て続けにくらい、生命にも影響が出るほどのダメージを喰らった挙句に、彼女との戦いがトラウマになり、RSで戦うことに恐怖を覚えてしまったのだ。
「無理もねぇ……あんなにボコボコにされちまったんだ」
太智は、そんな狼に同情する。
「でも、弥生ちゃんが……どうすれば?」
しかし、狼が居なくてはラウラはためらわず首輪を起爆するだろう。
「……闇討ちでもしますか?」
と、一夏が案を上げる。
「下手に行わない方がいい。ジョーカーは、ラウラが握っているんだ」
と、ヴォルフ。
『僕は、出来るだけ弥生の首輪の解除に全力を挙げて取り組もう。この手の仕事は慣れている。明日の明朝までに解除できるよう頑張ろう』
魁人の通信はそこで終わり、後
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