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リリなのinボクらの太陽サーガ
決闘
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〜〜Side of はやて〜〜

マキナちゃんとの決闘。ずっと錯乱していた私は王様に叱責され、その約束を取り付けてもらう事でようやく自分を取り戻した。王様に言われるまで……私は待っていたのかもしれない。彼女と戦い、罰を与えてもらう事を。でも王様は私にサバタ兄ちゃんから言われた事をもう一度認識させてくれた。おかげで私は……また立ち上がれた。そして今度は前に歩き出すために……彼女とぶつかってお互いの気持ちに白黒をつける。彼女の友達を犠牲にして生き残ってしまった以上、今更謝ってもどうしようもない。だから……彼女に私が生きる意思を見せなくてはならない。証明しなくてはならない……私がサバタ兄ちゃんから教わったものを、私の影とも言える存在に。

万感の想いで決闘当日を迎えた私は、瓦礫がまだ大量に残っていて、パイルドライバーの魔方陣も消えた広場の中心で一人、彼女の到着を待っていた。結界の向こうにはファーヴニルが封印されて地面に潜った穴を、絶対に誰も入れないように塞ぐための機材が用意されているが、まだ準備中なので工事は始まっていない光景が広がっている。なお、騎士達や皆は戦いに巻き込まれない様に、サーチャーを通して離れた場所から見ている。それと皆に徹底している事が一つ……“何があっても決闘を止めないこと”。これは正々堂々決着をつけなくてはならない戦い……だからこの戦いに感情だけで入って来るのは私とマキナちゃんに対する侮辱だと、そう言い付けている。

「来た……」

上を見上げると王様が操縦するラプラスが飛んできて、そこからマキナちゃんが飛行魔法を使って飛翔し……ゆっくりと私の正面数メートル先に降りた。そのままラプラスはどこか別の場所で着地していると思うけど、それはともかく私とマキナちゃんの間には言い様のない緊張した空気が流れていた。ただ……マキナちゃんは身体の至る所に血の滲んだ痛々しい包帯が巻かれていて、あの時にラタトスクに付けられたダメージがまだ色濃く残っているのが目に見えてわかった。そんな状態で決闘を申し込んでくるとは、彼女も強い決意を伴ってこの場にやってきたのだろう。だから私も、彼女の気迫に立ち向かうべく足に力を籠める。

「……今更戦いたくない、なんて言うつもりはあらへん。でも戦う前に聞かせてほしい……やっぱり私が憎い?」

『……』

「何も答えないならそれでも構わへんよ。私はマキナちゃんの友達を犠牲にして生き延びてしまった、憎まれたってしょうがな―――」

『ストップ、私は八神の自虐を聞きに来たんじゃない。というか、憎まれたいの?』

「別にそうじゃないけど……」

『ならわざわざ憎まれようとする台詞は言わない方が良い。それは余計な火種を生むだけだ』

「……ごめん」

『それと、人の気持ちを勝手に理解したつもりにな
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