暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第27話 神速と神速剣
[2/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
え室から1人のプレイヤーが出てきた。
「確かヴィクトだったか?」
「おや?知り合いだったのかね?」
「いえ、3日前に少し揉めまして……」
「今はそれはおいておこう。早く始めないと外野が煩くなりそうだからね。では、お互い神速の名のつくスキルを持つ者同士頑張りたまえ」
そう言うとヒースクリフは控え室へと戻っていった。
ヴィクトは素早くウインドウを出すとカゲヤにデュエルの申請を送る。
カゲヤは即座に受諾する。
勝負内容は《初撃決着モード》。
カウントダウンが始まると共に2人は少し距離をとり剣を抜き構える。
「この間はすいませんでした」
「もう気にしていないから大丈夫だ。それにサキからお前を許してやってと言われたからな」
「そうですか」
しばしの静寂ののちヴィクトが口を開いた。
「カゲヤさんに1つ頼みがあります」
「なんだ?」
「全力で戦ってくれませんか?あなたとは真剣に勝負したいと思っていたので」
「別に頼む必要はない。最初からそのつもりだ」
「ありがとうございます」
再びの静寂。
カウントダウンは残り10秒をきっていた。
数字が0に近づくにつれ両者とも集中力が高まる。
そしてカウントダウンが0になり『DUEL!!』の文字が弾けた。
その瞬間2人の姿は消え、気付いた時には鍔迫り合いになっていた。
カゲヤは神速スキル《3倍速》を、ヴィクトは神速剣スキル《AGIブースト》で敏捷値を300上げる。
その代わり、ヴィクトは装備のVITとDEX0にし武器の攻撃力を150まで下げた。
2人は同時に剣を弾くと距離をおき、2人とも静止する。
先に動いたのはヴィクトだった。
「ハァッ!」
ヴィクトは一気にカゲヤに近付くと短い気合いと共に突きを放つ。
カゲヤは回転して突きを避け、背後に回ると上段からの斬り下ろしを放つ。
ヴィクトは横に跳び避けると再び地面を蹴り剣を右下から左上に斬り上げる。
カゲヤはヴィクトの放ってきた攻撃を斬り上げで上に弾くと素早く剣を振り下ろす。
ヴィクトは剣を頭の上で水平に構えると左手で剣の腹を支えカゲヤの剣を受け止める。
数秒間鍔迫り合いになった後カゲヤが少し腰を落とし、左手でヴィクトの腹めがけて拳を振るう。
ヴィクトは咄嗟に後ろへ跳び回避するが、カゲヤは先読みし一気に距離を詰め右上から左下へ剣を振り下ろす。
「くっ……ラァッ!」
ヴィクトは仰け反って剣を避けるとその状態のままカゲヤの腹に向けて水平斬りを放つ。
カゲヤは後方へ跳び回避すると更に下がり距離をとる。
ヴィクトは体勢を立て直し剣を構える。
ほぼ同時にカゲヤも剣を構える。
2人は動かず、相手の出方を伺う。
数秒たったところで先にカゲヤが動き、
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ