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M?R - メルヘヴン - 竜殺しの騎士
045話
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!!!!!」

亡者の声とその憎しみの感情を受け止めながらその身に雷撃を宿し身体能力を一気に引き上げるナナシ。爆発的に高められた力はアビスカノンを受け止めるだけではなく一気に砕き破壊する。

「まだまだやでぇ、ここからやペタァッ!!!」




「中々良い戦いね、ペタと互角」
「否それ以上だ」

闇に満ちる中に浮かぶ光は戦いの様子を映し出しその中に身を窶す者が二人。その二人が瞳に宿す光は赤黒く人間とは思えぬ輝きを放ち続けていた。

「さて此処からどうなるのか気になるけど。準備を始めましょうジーク」
「ああ。いよいよ俺も本当の意味で君の役に立つ事が出来るよ」

騎士は闇の女王から一つの剣を賜った、それを手にした途端茨のような触手が騎士へと伸びていく。邪悪且つ不気味な魔力を秘めたそれは騎士へと絡み付いていくがそれを容易く葬り腰へと納める。そこに刻まれているのは悪魔の顔だった。

「反転せしは己が為に。それが貴方の力になるわ」
「俺たちの、だろうディアナ」
「そうね、その通りだわ」
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