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混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
ポーリュシカの過去
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「っ!見つけた!!!ついでにウェンディのバックも見つけた!!!!」

見つかるのに1分かかってしまうとは・・・・・・情けない・・・。

「1分でもすごいよ!」

ミントがそう言うが、それより・・・

「ウェンディ!!!!」

俺は急いでウェンディの元へ行くのだった。


































「ウェンディ!!!」

ウェンディは、華灯宮メルクリアスの茂みで見つかった。
バックもそこで見つかった。

「(魔力が感じない!!?何だこれは!!?)」

「シャルル!!!しっかりして!!!!」

ミントも到着し、シャルルを心配する。

「ウェンディ!!!」

「う・・・」

ウェンディが目を覚ました。

「ウェンディ!!一体何があったの!!?」

ミントが大声でそう言う。

「お兄・・・・・・ちゃん・・・?」

「ああ・・・お兄ちゃんだよ!俺がいなかったせいで・・・すまん・・・。」

俺はウェンディに謝る。

「お兄、ちゃん・・・!」

ウェンディは俺の服を握る。力は弱いけど・・・今のウェンディの精一杯の力だ。

「一体・・・何があったんだ?」

「それが・・・・・・わからない・・・。
 突然・・・・・・何かに襲われて・・・。」

「襲われた!?」

「ねえ、コージ。ウォーレンに連絡しておくよ!」

「ああ・・・。」

ミントの言葉に俺は頷く。

「・・・・・・んっ!?」

俺は・・・・・・何か邪悪な気配を感じた・・・。

「(何だ・・・・・・今のは・・・?)」


















「キキ・・・・・・。」

遠くから・・・コージ達を見ていたものがいた。
ミント達と同じぐらいの大きさで、全身真っ黒で、
頭には葉っぱを数枚ゴムで止め、マントを身に着けた、悪魔のようなモノであった・・・。

































朝・・・



「ウェンディ・・・。」

俺は、大魔闘演武の本選会場ドムス・フラウの医務室にいる。
ウェンディとシャルルはベッドに横たわっている。
会場からは大きな歓声が聞こえるが・・・そんなのは、今の俺にはどうでもいい事である。

「コージ君・・・心配なのはいいけど・・・」

「1回寝たら?」

俺以外にも、ミントとリサーナさん、シャルルを心配しに来たハッピーもいた。


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