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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
結集-コンセントレイション- part3/結集!3大ウルトラマン
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「クロムウェルと同様、お前ごときの代わりなど別の者にも勤まるのよ。我が主は常に退屈しのぎを求めている。お前は我が主を楽しませるためだけの駒。でも、これ以上は特に役に立ってくれることもないわね」
「何…!?」
「まだわからなかったのかい?クロムウェルもお前も、そもそもレコンキスタも存在自体、あのお方の…ただの『遊戯』でしかないの。まったく、トリステインの魔法衛士隊グリフォン隊隊長が聞いて呆れるわね」
ワルドは、衝撃を受けた。
なぜ、ワルドが卑劣な手段を使ってでもレコンキスタに降ったのか…その理由にはれっきとした理由があった。
それは、彼の亡き母が関係していた。



ワルドの母は、息子からも家族からも厄介者扱いされていた。
『ジャン、聖地を目指すのよ…』
そううわ言のように繰り返すあまり、屋敷の奥に押しやられた。
ワルドが十二歳になったある日、彼は部屋から出てきて狂ったように大騒ぎする母を連れ戻そうとし、階段上で騒ぎになった。うっとおしく思ったワルドが母を軽く突っぱねたその時、母は足を踏み外し階段を転げ落ちて首の骨を折って亡くなった。彼の父は『事故』として処理し、彼自身も『狂った母は既に死人同然だった』と言って自分を慰めようとした。だが、ワルドの心には、どんなに慰めても拭い去れない、母を殺してしまったと言う深すぎる罪悪感が刻まれた。それから彼は修行と、命のやり取りたる戦いに身を投じた。そうしなければ『母殺し』の罪に押しつぶされてしまいそうだった。
八年後、ルイズとの婚約が決まってすでに四年が経ち二十歳になった頃、彼は亡き母が遺した日記を見つけた。そこには、彼の運命を決めるに十分な、ある重大なことが記されていた。
『私はこの大陸に眠る恐ろしい秘密を知ってしまった。こんな事は誰にも相談できない。聖地に向かわなければ私達は救われない。私の可愛いジャン。母の代わりに聖地を目指してちょうだい。きっとそこに救いの鍵がある。この世界を、救うのよ』
彼は母が心を病んだのは理由があった事を知った。だが自分はそうと知らずに、母を心の弱い人間だと決めつけてしまった。罪悪感と、母への愛情を取り戻したワルドは、聖地を目指す事にした。母の最期の願いを届けるために。たとえそのために婚約者や祖国を裏切ることになっても。



なんだこれは…。自分が祖国を裏切ってまで果たそうとした信念が、ただの遊戯扱い。アルビオン貴族も、自分も単にチェスの盤上の駒でしかなかった。徐々に己が受けた侮蔑を理解し、激昂した。
「き、貴様…ふざけ…!!!」
「お前を利用したのは、我が主の気まぐれで起こしたこの戦争を面白いものにするための、『駒』として活用するため。でも、もう十分よ。そのままタルブの空の塵となりなさい」
しかし、その怒りは塵ほども届くことはない。話し相手であ
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