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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
再会-リユニオン-part3/獅子との遭遇
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たかったのだが、それができないことに残念に思わざるを得ない。
彼はフルハシの墓の前を見て、一人ポツっと呟いた。
すると、シャン…っと背後から音が聞こえてきた。何の音だろうと思い、サイトはその秋風がよく似合う音の正体を探ろうと振り向いた。
後ろに立っていたのは、壮年の渋いオーラをまとった男だった。
その男の格好を見て、サイトは絶句した。昔の日本人が旅の際に身につけていた傘帽子に、喪に服した人や寺で今日を唱える僧が着込む黒い和服。そしてシャンシャンと風になびきながら鳴る錫杖。
「…!!?」
この人は一体…?
手に持っていた白い花束を、フルハシの墓に添えたその僧は膝をつき、合掌する。
『サイト、気をつけろ。こいつは…』
ゼロも警戒しろ、とサイトに忠告する。確かに警戒したくもなる。こんな異世界で、坊さんの服を着てる人間なんて、良くて自分たちと同じ地球人か、または…『地球の日本を知っている異系の何か』のどちらかしかない。
『…いや、まてよ…この気配どこかで感じたことがあるような…?』
しかし、忠告を入れてきたはずのゼロは違和感を覚えていた。まるで以前にもあったことがあるような口ぶりだった。
「ゼロ」
「!!!」
壮年の男の口から突如ゼロの名前が明かされ、サイトは思わず後ずさった。
「K76星以来だな」
かぶっていた傘を取ると、その男は立ち上がってサイトの方を振り返った。男から放たれるそのプレッシャーは、いくつもの修羅場をくぐってきた、戦いの年季というものを物語っていた。左手の中指には、エメラルドに輝く目を持つ獅子の顔をかたどった金色の指輪が身につけられていた。
『!…そうか、あんたは…!』
「知っているのか?ゼロ」
サイトはゼロに尋ねる。次に彼から語られた言葉は、サイトをまたしても驚愕させることになる。

『こいつは…ウルトラマンレオだ!』
「…!!」

サイトとシエスタ、二人の運命が混ざり合ったこのタルブ村で、この男…『ウルトラマンレオ』の人間としての仮の姿『おおとりゲン』との再会が新たな運命を紡ぎ出すことになることを、サイトもゼロも知る由はなかった。

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