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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
喪失-ロスト-part4/滅亡の王家
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城の外で軍備に当たっていたグレンたち炎の空賊たちは、サウスゴータでのレコンキスタとの決戦に臨むために軍備を進めていた。兵の数は、正直言って圧倒的な差がある。しかし、自分たちには強力な味方が付いている。そして、奴らとはまだ戦うだけの力が残っている。後は、この逆境を打開するための策を講じ、奴らから奪われた領地を取り戻して一気に逆転して見せるつもりだった。
しかし、そんな彼らに予想もしなかった事態が起こる。
「伝令!!城の外に、レコンキスタが!!」
「なに!?」
門から走り出してきて場内に現れた王党派の伝令兵が叫んだ途端、物見台の見張り兵が双眼鏡で、城の遥か彼方を確認すると、確かにレコンキスタの5万の軍勢が迫ってきていた。
「馬鹿な、いつの間にこんなに早く…!!」
「まさか、出発先の拠点にいる味方は…全滅…!?」
悪い予感を抱く王党派の兵たち。すると、真っ先に新たな脅威が彼らの前に降り立った。
「ガアアアアアアア!!」
怪獣……いや、これまでの地球の怪獣頻出期において最も悪名高い侵略者として有名な『異次元人ヤプール』が生み出した、怪獣を超えた危険な生物兵器…『超獣』である。まるで赤いドレッドヘアのような体毛…いや、珊瑚と宇宙怪獣が合成されて誕生したその超獣の名前は…『ミサイル超獣ベロクロン』だ。
ベロクロンはその姿を見せた途端、口からその名の通りのミサイルを発射し始めた。
「うあああああ!!」
物見台の王党派の兵は物見台を破壊されて宙に放り出された。城壁はこの世界のスクウェアクラスのメイジたちが、戦火に置かれても決して砕けないように作り上げた精巧にして頑丈なもの。だが、それさえもベロクロンのミサイル攻撃の前には無力。木端微塵に砕け散って行った。
「ぐ、不味い!!全員すぐに退避するのじゃ!」
空賊のクルーや王軍に、直ちに引き上げるようにガル船長は皆に指示した。
「グレン、すまんが任せたぞ!!」
「おう、ここは俺に任せとけ!!ファイヤあああああ!!!!!」
グレンは直ちに城壁から飛び降り、己が身を炎の身を包むと、炎の巨人グレンファイヤーへと変身した。ズシンと音をたて、グレンは両手に花ならぬ、両手に炎を吹き荒れさせてベロクロンに立ち向かっていった。
「こっからはてめえらのような卑怯もん共の入り込んでいい場所じゃねえんだ。
うっしゃあ!行くぜええ!!!」
「ゴガアアアア!!!」
ベロクロンも、グレンファイヤーを敵とみなし、再び口からミサイルを発射し、グレンファイヤーを抹殺しにかかった。



「うおおおおおおおおおお!!」
サイトはすばやい動きで間合いを詰めるとデルフを真上から振り下ろす。しかしワルドは手に持った杖でなんなくサイトの斬撃を受け止めた。
「な!?受け止めた!」
驚くサイトを尻目にワルドは一旦下がると、シ
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