暁 〜小説投稿サイト〜
逆襲のアムロ
1話 ガンダム起動  サイド7〜UC79.9.18
[1/4]

前書き [1] 最後 [2]次話
*  サイド7 1バンチ 民家内


「ハッ」

アムロ・レイは驚いて目覚めた。何故かベッドの上にいる。

アムロは混乱した。自分はアクシズでシャアと戦い、アクシズを押し返していたはずだ。
しかし、白い光に包まれた直後見知らぬ天井を見上げている。

否、アムロはこの天井に見覚えがあった。

「・・・ここは、昔のオレの家だ・・・オレは死んだのか・・・」

アムロはゆっくりと体を起こし、周囲を見回した。
その後少し笑みを浮かべてこう思った。

「何故こんな景色を、ここに連れてきたのかな死んで尚・・・」

アムロは自分が死んだと思い込んでいた。再び周囲を見渡すと、
デジタルの年月日入りの時計に目が入った。

「79年の9月18日朝6時・・・この日って、サイド7にホワイトベースが
 入港した日。そしてザクが襲来した日、ガンダムに乗った日だ」

アムロは昔の酷い思い出を少しずつ思い出していた。
そして、こう思った。もし過去をやり直せたらなんてどれだけ思ったことか。
あの日の出来事、あの日の選択を。

「ひとつ、ひとつが積み重ね、悲劇を生んではあのようなアクシズの決着となったんだよな」

そして、これは神様がくれた一つの機会なのかもしれない。
アムロはそう思った。

まして自分は既に死んでいてこの目に入るものが現実でないとすれば、成仏するための、自分の未練が今こうさせていると考えた。

アムロはバスルームに下り、シャワーを浴び、洗面所の鏡に映る自分を見つめた。

「なるほど、これは15歳のオレだ。いろいろ鍛え直さなくてはな」

14年後連邦のエースパイロットのアムロの体はあらゆる戦いにも状況にも耐えうるほどの強靭な肉体を持っていた。しかし、今のアムロはただの内気でひ弱なメカオタクだった。

アムロは身支度を整えるとサイレンが聞こえた。時間は午前7時半だった。
このサイレンは確かホワイトベースが入港するときに発した避難警報だ。

「ホワイトベースが入港した。そして、ザクも来た」

アムロは軍港へ向けて走り出した。その姿を途中家族とともに避難しているフラウ・ボウに見つかった。

「アムロ!あなたどこに行くの!シェルターは逆よ!」

「フラウ!君は先に避難して。オレは後から向うから」

フラウはちょっと待ちなさいよと大声でアムロに叫んだが、アムロは軍港に向けてひたすら走った。


* サイド7 軍港 


ホワイトベースは無事にジオンの襲撃を振り切り入港をしていた。
ブライト・ノアは19歳にして実験用新型戦艦に搭乗していた。

自らは誇りと自覚を持ってこの連邦の軍事機密の作戦に参加できたことを栄誉に思っていたが、伝令を受け取る側のテム・レイ大尉はこんな若
前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ