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駄目親父としっかり娘の珍道中
第78話 コンテニューは計画的に
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、鉄子は泣き叫んだ。泣いて泣いて、声が枯れるまでひたすらに泣き続けた。
 どれだけ泣いただろうか。ひたすらに泣いた後、其処には涙を拭い動かなくなった兄を見下ろす妹の姿があった。
 兄の意思を受け継ぐ。兄の託した思いを引き継ぐ。そして、兄が遺した忌わしき存在をこの世から完全に消し去る。
 その思いを胸に鉄子は前へと進む。例え、その先に待つのが地獄であろうと修羅場であろうと関係ない。ただひたすらに歩き続けるだけ。
 それが、今の村田鉄子の姿であった。




     つづく
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