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バカとテストと白銀(ぎん)の姫君

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酷いよみんな、勝手に僕を持ち出したくせにそこで切り捨てるのは。
「見苦しいぞ、お前等!」
西村先生が一喝する。
「先生はバカな吉井を選んだことをバカだと言っているんだ」
何だろう、やっぱり僕が一番貶されてるんだよね?
「妃宮、お前が居たのならバカな吉井を実行委員に据えようとするバカな連中を押さえ込めたんじゃないのか?」
「申し訳…在りません、少々Cクラスに呼ばれておりまして…丁度今戻ってきたところなので正直何が何なのか全く分からないのです……」
「Cクラス、か……お前も大変だな、妃宮」
「……ご迷惑をお掛けします」
何なのだろう、二人揃ってすごくブルーな雰囲気が漂っているのだけれど。
鉄人はどうでもいいとして、妃宮さんの目が少し虚ろに成っているのが怖かった。
あの妃宮さんをここまでするなんて一体何があったんだろう
恐るべしCクラス

「参謀…おまえ本当に大丈夫なのか?」
「えぇ…大丈夫です。ただ……」
「ただ、なんだ?」
「アイデンティティーの崩壊を少々感じただけですから…」
そういって雄二がだれている横の空いている席に腰を下ろす妃宮さん、こんな時まで優雅に座るなんて神業か何かだろうか。
「妃宮さん、ごめんなんだけどCクラスは何をすることになったのか教えてくれない?」
一応声を掛けてみると虚ろにさまよっていた目線が、僕のところに向けられる。
「カフェ、ラ・ロワイヤルだそうです…」
「国王の為のカフェってか…災難だったな」

公式見解
Q:男子生徒が「大好きなこと」
A:耳掃除&膝枕

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