PHASE-03 予兆の砲火
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ステージ異常なし」
「索敵急いで。インパルス、ザクの位置は?」
「インディゴ53、マーク22ブラボーに、不明艦1。距離、150」
「緒元をデータベースに登録。以降、対象を”ボギーワン”とする!」
「同157、マーク80アルファにインパルスとザク、交戦中の模様!」
「呼び出せる?」
「ダメです!電波障害が激しく、通信不能」
「敵の数は!?」
「一機です!でも、これは…モビルアーマーです!」
「…ボギーワンを討つ!ブリッジ遮蔽!進路、インディゴデルタ、加速20%。信号弾およびアンチビーム爆雷発射用意!」
ミネルバが戦闘態勢に入り、艦の急所であるブリッジが格納されていく。
「…時間だ。”フェニックス”、出るぞ」
そしてその様子をはるか後方から眺める二つの影が、そこにはあった。
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「ランチャー8、ナイトハルト、一番から四番装填!トリスタン、一番二番、イゾルデ起動!照準、ボギーワン!」
「…彼らを回収するのが先じゃないのか?艦長」
「そうですよ。だから母艦を撃つんです。敵を引き離すのが一番早いですから。この場合は」
ガーティ・ルーブリッジ
「戦艦と思しき熱源接近!」
ブリッジの正面モニターにはミネルバが映し出される。
「例の新型艦か…面舵15、加速30%、イーゲルシュテルン起動!…エグザスは!?」
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そのころ、エグザスはザク、インパルスの二機と交戦を続けていた。
ガンバレルのビームを着実に避け、ガンバレルを撃ち落としていくザク。
「欲張り過ぎは、元も子もなくすか…」
そうつぶやくと、ネオは残りのガンバレルを引き連れて母艦へと撤退していく。
同時に、ミネルバから帰還を知らせる信号弾が放たれる。
「ミネルバ!?…帰還信号!?なんで…」
「命令だ」
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「ナイトハルト、撃てーっ!」
ミネルバから大型対艦ミサイルが6発放たれる。
「回避ーっ!」
ガーティ・ルーは回避運動を取りながら、イーゲルシュテルンですべてのミサイルを撃ち落とした。
「エンジンを狙って!足を止めるのよ!」
ミネルバからなおも砲撃が続くが、紙一重でそれらをかわしていく。
そうしているうちに、エグザスが着艦した。
「撤収するぞ!リー!」
着艦してすぐネオがそう叫ぶと、ガーティ・ルーはエンジンを全開にし、ミネルバから離れていった。
「ボギーワン、離脱します!」
「インパルスとザクは!?」
「帰投、収容中です!」
「急がせて!このまま一気にボギーワンを叩き
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