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機動戦士ガンダムSEED PHOENIX
PHASE-03 予兆の砲火
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ボギーワン…本当の名前はなんと言うのだろうね?」

「…は?」

唐突に話しかけられてアスランは言葉を返せない。

『続いて、インパルス、どうぞ!』

「シン・アスカ、コアスプレンダー、行きます!」

コアスプレンダーが発進し、各フライヤーとドッキングし、『ブラストインパルス』となって飛び去っていく。

「名はその存在を示すものだ。ではもし、その名が偽りだったとしたら?」

ここでギルは振り返り、アスランに笑いかける。

「それが偽りだとしたら、それは、その存在そのものも偽り、ということになるのかな?アレックス…いや、”アスラン・ザラ”君?」

ブリッジの目が、アスランへと向く。

そのようなことになってるとは露知らず、ザクとインパルスは飛び続ける。

この時点で、ザフトも地球連合も、本当の敵は目の前にいるのではなく、はるか後方から迫っていることを知らなかった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
力があるからか、争いがあるからか
連綿と続く刻の中、それは未だ出ぬ答え
だが今、向き合う事態が望む物は
次回、機動戦士ガンダムSEED PHOENIX『星屑の戦場』
その力、見せつけろ!ザク!

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