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『ある転生者の奮闘記』
TURN27
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「予想外としてクー・ロスチャが亡くなった」

『僕も予想外だったよ。原作と小説では生存しているのに……』

「原因は俺とお前、そして御波ちゃんかもしれんな……」

『歴史が変わったせいなのかい?』

「恐らくな」

 三日後、俺は摩耶の長官室で茂と通信していた。

『今はインドカレー?』

「あぁ、主砲は全て改装中や……YAMATO2520の主砲にな」

 俺はニヤリと笑う。以前、茂が第四戦隊の主砲を交換した時があったがその主砲がYAMATO2520をモチーフにした短砲身型主砲やったんやな。

 南遣方面艦隊の艦艇は直ぐにインドカレー星域の工廠へ入って改装中やった。

『速射性はCORE搭載艦でも十分満足の結果だよ。それと山下長官が内地に戻ったみたいだね』

「あぁ、御前会議に出席して今後の予定を決めるらしい」

 俺がロンメル元帥に提案したエイリスとの休戦は直ぐにドクツのベルリン星域のレーティア・アドルフに伝えられ、アドルフ自身も休戦を呑んだ。

 アドルフもCOREが脅威だと感じたのやろな。

 日本もエイリスに対して休戦を提案している。セーラ女王も積極的に外務長官の宇垣と交渉しているとの事や。

「恐らくCOREは伊勢志摩星域に侵攻するやろな」

『南遣方面艦隊は間に合うかい?』

「ハッキリ言えば間に合わんかもしれんな。伊勢志摩星域にはエイリス軍のモントゴメリー艦隊が向かったらしいけどな」

 アンドロメダ星域から北アフリカ星域を攻めていたモントゴメリー騎士提督の艦隊はセーラ女王からの命令で伊勢志摩星域に向かって防衛線の構築をしていた。

 他にも南アフリカ星域等の各星域艦隊も集結している。

『奴等がどんな行動を出るか分からないね』

「まぁ一つだけハッキリしている事はあるな」

『それは?』

「奴等はただ破壊するのみだけや」

『……それもそうだね』

 その後、俺は茂との通信を終わらせた。

 その頃、ワシントン星域で反乱を起こしたCOREはUSJ星域等に侵攻して星域を占領して破壊活動を尽くしていた。

 ガメリカ軍も必死に防戦をしたが、殆どの艦艇は旧式艦でありCOREの投入によってガメリカ軍の編成は大きく異なり、人員の削減をされていたため艦艇の数は徹底的に足りなかった。

 そのため艦隊はCORE艦隊の侵攻をゲリラ戦にて遅らせてガメリカ市民の脱出を急がせた。

 ガメリカ軍は市民を日本軍に占領されたハワイ星域に送った。所謂難民として保護させてもらおうとしたのだ。

 日本帝国の帝も難民の受け入れを了承して保護した難民は元ガメリカ領であったマニラ2000星域やラバウル星域に移送された。

 そしてガメ
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