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もし俺がFate/Zeroの世界でランサーのマスターになった場合
第十八槍
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いわけがない」

「とまぁ、そう言うわけで俺達はいるわけだ。田中は生粋の妹ラブだからな」

「佐藤、ふざけてる場合じゃないぞ。分かった。なら、俺も探してみる。」

「すまない、物部。恩に着る」

頭を下げる田中、だが、俺の内心はひどく慌てていた。
それ、絶体あの殺人鬼が原因だよ!
まさか、自分の友人が巻き込まれているとは思わなんだ。兎に角、急がないと厄介なことになる

「田中、何か妹さんの私物とかないか?」

「あるが……いったいどうするんだ?」

「捜索に使うんだよ。確実に見つけ出せる方法がある」

「お、なんか凄そうだな。てか、今更だが、物部、何か用事あったんじゃねえの?」

「まぁなんだ。察してくれ」

「……分かった」

「……深くは聞かん」

まさか、友人に暗示をかけることになるとは思わなかった。できれば、今後、あまり使いたくはないな

「それよりだ。妹さんの私物とを」

「おう。これだ」

そう言って、田中がズボンのポケットから取り出したのは一枚の小さめの布切れ。広げると三角の形をしたそれは淡いピンク色だった
ていうかパ◯ツだった

「田中、お前……」

「……」

「ち、違うっ! 誤解だ!」

慌てる田中はすぐにそれをし舞い込むと、今度は逆のポケットから小さな髪飾りを取り出した。

「ほら、これだ」

「……」

「頼むから、その犯罪者を見るような目は止めてれ!」

犯罪者以外のなんなのだろうか

「……まぁいい。少しの間借りるぞ」

「ああ、手伝い、感謝する」

「んじゃ、俺らはあっち探してくるな」

手を振ると向こうへ駆けていく二人から視線を外し、魔術を使用

追跡(チェイス)

一瞬で把握。場所は……ここから一キロ西

身体強化を施し、もう一度屋根づたいで駆けた。
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