海合宿!!
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海合宿をすることにしました!!
「すご〜い!!」
「綺麗な海!!」
ウェンディと俺は眼前に広がる青い海、白い砂浜を見て感嘆の声を漏らす。ここはアカネビーチ、なんでも有名な観光地らしい。俺たちは水着に着替えて遊ぶ準備万端だ!!
「あんたたち!!遊びに来たんじゃないのよ!!」
「そうだぞ!!」
「うんうん!!」
おおはしゃぎの俺たちにシャルルたちが注意する。
「そんな格好の奴に言われてもなぁ」
「フッ」
ドロイさんとジェットさんが3人の格好を見てそう言う。シャルルたちも水着に着替えて遊ぶ準備が出来上がっているのだ。まぁ、こんないいところに来たらそうなるよね。
「わかっている。いいか!!この合宿の目的は7年間の凍結封印のブランクを克服し、3ヶ月後に控えた大魔闘演舞を勝ち抜き優勝するための力をつけることだ!!妖精の尻尾こそ最強のギルドとなるべく、各自、この合宿によって魔力の向上に努めてほしい」
「おー!!」
エルザさんは黒いビキニを身に付けて俺たちの前に立ちそう言い、海合宿に参加したメンバーは返事をする。
「ただし、今日1日はフリータイムだ。こういうときはメリハリが大切だからな」
「「「「「しゃああ!!」」」」」
「「「「わーい!!」」」」
エルザさんの粋な計らいに俺たちは大喜び。
「そうと決まれば!!」
「海が呼んでる!!」
「泳ぎまくるぞ!!」
ナツさんとグレイさんは今すぐにでも海に向かって走り出そうとしていた。しかし、2人よりも早く動き出した男がいた。
「俺が一番だ!!おっ先!!」
「「「「「「「「「「どわぁぁぁ!!」」」」」」」」」」
ジェットさんは砂煙を巻き上げて海に走っていく。俺たちは砂浜の砂を頭から被るはめになってしまった。
「ん・・・おっ!」
そんな中、一人だけ難を逃れた人がいた。その人はグレイさん。逃れた理由はというと・・・
「ジュビア!!ありがとな」
「いえ」
ジュビアさんが咄嗟に水の盾を作ってグレイさんを助けたからだった。俺らも助けてくれてもよかったのに。
「それよりグレイ様?今日のために新しい水着を買ったんです・・・」
ジュビアさんはいつも通りのニット帽に冬のような服装をし、モジモジしながらグレイさんに言う。
「このドレスの下に纏っているんですが、グレイ様に一番初めに見てほしいので、その脱がしてくだ―――」
ジュビアさんが一瞬恥ずかしくて視線を外すと、その隙にグレイさんはナツさんと一緒に走って海へと向かってしまった。
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