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EFFECT
交渉 3−3
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ならないようにする薬などではなく、人狼になった際に本人の意識を保たせる為の薬だ。つまり姿形は人狼だが、中身は人間と変わらない....という代物である。

 爺様にもその餌の効果はあったらしく、渋い顔をしたまま首を縦に振った。但し、条件付きでだ。
 条件その一。
 実験をするにあたり、生徒には極力秘密にし、先生方には報告すること。
 条件その二。
 危険な薬物を使用する際には、爺様に前もって報告すること。
 条件その三。
 リーマス自身が拒絶した場合、即中止とすること。
 条件その四。
 実験の結果と効果の記録を爺様に定期的に提出すること。

 以上の条件で手を打った。
 

「そんな事でいいのなら、喜んで手を打とう。もうすぐ夜明けだ。では爺様、俺は授業がありますので失礼させて頂きます。おやすみなさい」

「うむ。...おやすみ」


 さて、さっさと我が部屋に戻るとしよう。
 明日からは忙しくなる。そう思うと思わず浮き足立ち、早足で帰るつもりが全力疾走していた。

 部屋に到着後、俺はすぐ眠りについたのだった。
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