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魔法少女まどか☆マギカ こころのたまごと魂の宝石
第8話
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言葉のニュアンスを理解した。

「自分じゃなくて、誰かの為の願いで魔法少女になるのなら考えなくちゃいけない事があるの。本当にその人の事を助けたいのか、それともその人を助けた恩人になりたいのか。そこをはっきりさせないと後で大変な事になるわ。」

「何だか難しいね〜。」

ランの言う通り、難しい話だ。でも、理解出来ない訳じゃない。つまり、さやかは上条君からの見返りが欲しいかどうか。これが問題なの。もし、キュウべえに願って治したとしても、魔法少女の事を上条君に説明する訳にはいかないから、見返りを貰う事なんて出来ない。だからもし、無意識に見返りを求めていたなら、そこから上条君との間に何かすれ違いが起きちゃうかもしれないから。

「その件も含めて、私からも美樹さんには話しておくわ。」

「お願いします。多分、マミさんの話なら聞いてくれると思いますから。」


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放課後、あたしは恭介の見舞いに病院に来たんだけど。

「何であんたが居る訳?」

何故か、あむが病院に来ていた。

「別に。ただ、上条君がちゃんと大丈夫か確認したかっただけ。」

「勝手にすれば。」

あたしが恭介の病室に向かうと、あむも勝手について来た。あたしも勝手にしろと言った訳だし、無視する事にする。そして、病室の前に着くと、ノックして仲に入った。

「恭介。あたし、さやかだよ。」

「うん。どうぞ。」

あたし達が中に入ると、恭介はいつも通りの様子だった。うん。これならきっとあれはまどかの勘違いだ。それなら、後であむに謝らないと。

「さやか、その子は?」

「この子はこの前うちのクラスに転校して来た日奈森あむ。」

「よろしく、上条君。」

「よろしく、日奈森さん。でも、何で僕に会いに?」

「さやかとまどかから、上条君がバイオリンやってるって聞いて。あたしの友達にもバイオリンをやってるのが居るから。」

これはあたしも初耳だ。あむって嘘をつくのは苦手そうだし、多分本当だと思う。でも、今はそれより恭介に確かめないといけない。

「ねえ、恭介の腕っていつ頃治るのかな?先生から聞いてない?」

あたしがそう聞くと、恭介は目を伏せた。ちょっと待って、何でそんな反応をするの?

「ごめん、さやか。」

どうして、あたしに謝るの?

「僕の腕、もう治らないんだ。」

あたしは恭介の口から出た言葉が信じられなかった。

「や、やだなあ恭介。そういう冗談は止めてよ。」

「冗談じゃないんだ。先生が言ってたんだ。僕の腕は現代医学じゃ治せないって。」

「そんな・・・」

「でも、心配しないで。バイオリン
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