暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第9話 カゲヤのスキル
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の攻撃を繰り出す。
そのままガリガリとHPを削り0まで持っていく。
そしてリザードマンのHPが0になり爆散してポリゴンの欠片になると俺は地面に座り込んだ。
それと同時にファンファーレが鳴りレベルが上昇した。

「ふぅー、神速スキルは中々難しいな…」

神速スキル《2倍速》
今の段階ではこのスキルしか使えないが、結構エグい。
何故なら神速スキルはレベルアップ時にステータスアップポイントに関係なく自動で敏捷力を3アップさせるという効果がある。
普通より速いのに更に2倍の速さになるのはチートとしか言いようがないのだ。
ウインドウを開きステータスを確認すると案の定敏捷力が3上がっていた。
俺はため息をつきながらステータスアップポイントを全て筋力振るとウインドウを閉じる。

「なるべく人目につかないようにするか」

そう呟くと俺は街へ戻るため迷宮区を降りていった。




無事に街に着き転移門の前まで来ると後ろから声をかけられた。

「どうしたんダー?オイラを呼び出しテ」

見らずとも語尾に特徴的な鼻音が被さる声ですぐに誰だかわかった。

「マップデータを渡そうと思ってな」

俺はウインドウを開いてマップをオブジェクト化するとアルゴに投げ渡す。
アルゴはそれをキャッチすると手品のように消滅させてから言った。

「いつも悪いナ。カー坊。だがいいのカ?情報代ならいつでも…」

「いいよ。俺が好きでしていることだから。それにマップデータで商売する気はないからな。」

「ならいいんダガ」

「じゃあ、俺は宿に戻ってゆっくり休むとするよ」

「わかった。次の情報も期待してるゾ」

「あぁ」

そう言うと俺は近くの宿に向かって歩き始めた。





それから5日後に10層のボス戦があった。
死者が出ることもなく無事に倒し11層のアクティベートも無事終わった。


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