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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
雷鳴響く
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るんだ!!全然雷の音、聞こえるぞ!!」

リリーは外から聞こえる雷の音にビビっており、耳を塞いでそう言う。

「はいはい」
「大丈夫だよ、落ちたりしないから」
「次は向こうにいってみよ〜!!」
「だね」
「置いてくわよ、リリー」

ハッピーたちはそんなリリーを気にすることなくずいずい先に進んでいく。

「ぬうっ・・・」

リリーはハッピーたちの後を耳を塞いだまま追いかけた。


























シリルside

俺たちはハデスの圧倒的な力の前に全員突っ伏していた。

「妖精に尻尾はあるのかないのか、永遠の謎。ゆえに永遠の冒険。ギルドの名の由来はそんな感じであったかな?」

ハデスは倒れているナツさんに近づき、

「しかし、うぬらの旅はもうすぐ終わる」

ナツさんの顔を踏みつける。

「メイビスの意志が私に託され、私の意志がマカロフに託された。
しかし、それこそが間違いであった。マカロフはギルドを変えた」
「変えて何が悪い!」
「魔法に陽の光を当てすぎた」
「それが、俺たちの妖精の尻尾(フェアリーテイル)だ!!てめぇみたいに死んだまま生きてんじゃねぇんだ!命かけて生きてんだコノヤロウ!!変わる勇気がねぇなら、そこで止まってやがれぇ!!」

ナツさんは自分を踏みつけるハデスにそう怒鳴る。

「やかましい、小鬼よ」

ハデスはナツさんの足にさっきの魔法を何発も打ち込む。

「ナツ・・・」
「ナツさん・・・」

このままだとナツさんが・・・

「恨むならマカロフを恨め」

ハデスはさらにナツさんに攻撃を加える。

「やめて・・・」
「マカロフのせいで、うぬは苦しみながら死ぬのだ」
「よせ!!」

ルーシィさんが呟き、エルザさんが叫び、ウェンディがさめざめと泣いている。
今はなんとか・・・ナツさんを助ける!

「水竜の咆哮!!」

俺はなんとか立ち上がり、ハデスにブレスをするが、ハデスはそれを防いでしまう。

「カミューニとの戦いで魔力を使いすぎたようだな」

ハデスは俺に指先を向け、

「パァンッ」
「がはっ!!」

俺に攻撃を始めた。

「まずはうぬから消してやる」
「やらせるか!!」

俺に対し魔方陣を書き始めていたハデスにナツさんが飛びかかる。が、

「ふん」
「ぐおっ!!」

そのナツさんを地面にたたきつけた。しかし、ナツさんはその体勢から、ハデスを睨む。

「お前は・・・じっちゃんの仇・・・だ・・・」
「もうよい。うぬから消えろ」
「やめてー!!」

ルーシィさんが叫ぶ。その時、戦艦に雷が落ちた。



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