雷鳴響く
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ッグスローとフリードもその提案に賛成する。こうして、簡易ベースに集まったメンバーたちは、少しの間休憩することになった。
「これでいい?」
「うん!ありがとう、ウェンディ」
シリルはウェンディに頭の包帯を新しいものへと変えてもらい、お礼を言う。
「それにしても、本当に貫通していたな」
「よくあれで無事だったもんだぜ!!」
フリードとビッグスローがシリルのキズを見てそう言う。
「本当に大丈夫なの?」
「はい!全然平気ですよ!」
「シリルって意外にタフなのね!」
レビィの質問にシリルが答え、そんなシリルにリサーナが言う。
「ねぇシリル・・・」
「何?ウェンディ」
ウェンディがシリルに何か聞こうとしたが・・・
「ううん。なんでもない」
「? 変なウェンディ」
ウェンディは首を横に振り、聞くのをやめる。
(なんだろう・・・今のシリル・・・いつもと違う気がする・・・)
ウェンディはシリルに何か違和感を覚えていた。だが、それが何なのかわからなかった。
「空・・・荒れてきたわね」
「雷・・・やだね」
ルーシィとレビィが空を見上げて言う。そんな中、一人・・・いや、一匹だけ耳をふさぎ、震えている者がいた。
「どうしたの?リリー」
「震えてるよ?大丈夫〜?」
ハッピーとセシリーが耳を押さえているリリーにそう言う。
「まさかアンタ、雷が苦手なの?」
「ドキッ!」
シャルルに図星をつかれ、リリーは表情が固まる。
「かわいいとこあるんだね」
「意外だね〜」
「プッ!」
「う・・・うるさい!!」
ハッピーたちがそんな会話をしていると、ナツが立ち上がる。
「さてと。 ハデスを倒しにいくぞ!ルーシィ!ハッピー!」
「あいさー!!」
「あ・・・あたし?」
ルーシィは自分が指名されたことに驚いていた。
「同じチームでしょ?」
「わかってるけど・・・フリードとかの方が・・・」
「俺はここで術式を書かねばならん」
「守りは俺たちに任せとけ」
フリードとビッグスローは簡易ベースを守る役割をするようだ。
「俺も攻めにいきます!」
シリルが手を上げる。
「私も、シリルたちといきます!」
「ちょっとウェンディ!!」
「ウェンディには危ないと思うよ〜?」
ウェンディも攻撃に参加しようとするが、シャルルとセシリーが難色を示す。
「シリルたちのサポートくらいできると思うし」
気合い十分なウェンディにそう言われ、シャルルとセシリーはしぶしぶ納得する。
「お・・・俺も行く。ガジルの仇をとってやら
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