暁 〜小説投稿サイト〜
ワールド・エゴ 〜世界を創りし者〜
『世界断絶』−finish next history−
lost story1−『傲慢』−
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舌を伸ばしているではないか。

 重力の流れに全力で逆らい、自らの肉体の時を加速させる。

 一気に離れ、ブラックホールの時を止めようと──

『停滞する時の歯車』(ストップ・クロック)







 ──時は、動き出す。






 目の前に現れた巨大な隕石は、ワールドを押し潰すが如くに世界を隠した。

「ッ??『world time(ずっと俺のターン)』!」

 時は今一度停止する。
 隕石は静止し、ワールドはその場から離れ、隕石の時を巻き戻す。
 巻き戻された巨大な岩塊は、空間から何事もないように消え去った。

 ──パチ、パチ、パチ。

 手を打ち合わせるような音が、場に響く。

「……誰だ?」

 空間を捜査し、自分の背後に居る存在に向けて、問い掛ける。

「……いやはや、人間の分際で我と同じ『時の世界』に入るとは、奇跡とは恐ろしい物だな」

「──お前は……ッ!」

アルヴァート・ルーク・マレイド(真なる世界の王族)エイトナイト(8番目)。貴様とは初めて相見えるな」

「……随分とキャラが違うな、ルークさんよ。違う意志を持った別個体か何かか?」

「察しが良いな。我は『アルヴァート・ルーク・マレイド』の一部。時空を操る絶対の王だ」

 毒々しく、しかし美しい、矛盾のある白銀の髪。焼け野原を映しているが如く紅蓮に輝く瞳。世界の闇を濃縮したかの様な漆黒のマフラー。同色のコート。

 その細い体から発せられる威圧感は、《滅び》達とは比べ物にならない。
 しかし何より奇怪なのは──

「……どういう事だ……?この世界の時系列にこんな奴は……」

 ワールドは時を操るというその能力上、未来に起こるあらゆる出来事を把握している。
 遥か先の未来はこの世界が直接フィルターを掛けている様なので分からないが、近未来程度なら簡単に知れるのだ。

 だが

 この存在は、ワールドの知る未来には存在しなかった。
 ──否。

『存在してはいけなかった』

 何故ならば──

「さて、虫ケラ。貴様はよりにもよって我の目の前で、我と同じ力を使った訳だが……──覚悟は出来ているな?」

 ワールドが別の世界で『観た』未来によれば、コイツはワールドの知る『天宮陰斗』と同じく、『自らは唯一無二』という事を絶対的に信じているからだ。

 噴き出す死の予感。溢れ出す『絶対』の気配。

『8番目』は、その『力』を紡ぎ始めた。

「今此処に、王なる我が名の下に神罰を下す。

 ──"この世界は我が庭である"──(Non patitur hoc mundo)

 |──"我は永久に不滅"──《Lets impler
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