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ローゼンリッター回想録 〜血塗られた薔薇と青春〜
第4章 ハイネセン同盟軍統合士官学校
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な。最初の甘々戦術に比べればマシといったところか。
頑張れよ。」
と言って、ポンと私の頭を押すとローゼンリッター連隊本部に入っていった。
これが私のリューネブルク大佐を同盟で見た最後になった…
その後、私が晴れて4年生になった年の宇宙歴790年4月の「ケブラー第6衛生群攻略戦」で当地の降下作戦に送られたローゼンリッター連隊の連隊長リューネブルク大佐が帝国軍に単独亡命したのであった。
これにより、ローゼンリッター連隊は士官全員が査問にかけられるなど、連隊解体の危機にさらされた。
私はショックであった。
その後、シェーンコップ少佐は私に表面上は連隊への所属を取り消したと通達された。
その後わかったことであったが、下士官に関しても査問が行われ、兵士・下士官の半数は前線辺境守備隊に左遷、士官の4割も同様の運命を辿った。彼は私にこれを避けさせたかったのであろう。なんせこの対象になったのは、連隊所属年数2年未満の隊員たちであったのだ。
そうして、私の不安な宇宙歴790年が始まろうとしていた…
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