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ローゼンリッター回想録 〜血塗られた薔薇と青春〜
第2章 ヘンシェル星系攻防戦 後編 生存率3.8%の真実
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った、シュナイダー軍曹です。
A狙撃班はポイント2−1と4−4の狙撃を行ってください。
B狙撃班は第3〜7防御塹壕線への狙撃援護射撃を行ってください。
C狙撃班は私についてきてください。」
第1分隊は小隊の狙撃分隊として配置されていたが、連日の攻防戦で狙撃とは名ばかりの近距離精密射撃を行っていたため分隊員の4分の1が戦死または負傷していた。
各狙撃班は私の未熟な指揮下でよく働いてくれた。
彼らは熟練した狙撃手で斥候狙撃作戦を行っていたが、陣地防御戦となった今では斥候狙撃はあまり有効とは言えなかった。
しかし、敵の指揮官のみを狙撃するというのは敵にとって多大な精神的なストレスを与えることに成功していた。分隊長のカレン・マックリーニ2等狙撃特技下士官は同盟軍のエーススナイパーで将来が期待された下士官であった。
しかし、彼女は帝国軍の砲撃により負傷していしまい、今現在、全体的に防御戦が押され始めたところだ。
私たちは彼女の負傷から約5分で狙撃を再開した。
5〜20倍の可変狙撃スコープで塹壕をのぞき敵を攻撃する。
狙撃銃を使っての狙撃なんて訓練生以来やっていなかったためうまくいかなかったが、正直な話打てば当たった。しかし、我々狙撃部隊が狙うのは敵の指揮官これを打って敵の動揺を誘う。
スコープの中に映る彼は中隊長であろうか?
1個中隊ほどの部隊の先頭に立ってトマホークをふるっている。
殺すには惜しいほど勇敢な指揮官であるが、私は狙撃銃の引き金を絞る。
スコープの中で彼が倒れる。命中。周囲の兵士が彼を防護しようと塹壕へ彼を引きずりながら歩いていく。
次の目標は・・・

だいたい地上攻撃が始まって
10時間が経過し、敵の攻勢にも衰えが出てきた。
私は第1分隊の狙撃陣地をそれぞれローテーションしながら直接帝国軍に圧力をかけていた。すでに分隊の狙撃により300名近くの擲弾装甲兵が命を落としていたとも思われた。
そしてそこから2時間後1900時、敵の攻勢は止まった。
我々の連隊はこの攻勢により残存兵力2割未満となってしまった。我々は狙撃陣地に立てこもりひたすら、敵の狙撃手と砲撃におびえながらの狙撃であったが白兵戦を行っていた兵士たちは壮絶な白兵戦に巻き込まれていた。
防御陣地には血みどろの白兵戦の後が残されていた。
首のない帝国軍兵士の死体、腹が切り裂かれて大量出血ののち戦死した同盟軍兵士の死体、ちぎれた腕、使いつぶされたライフルのエネルギーパック・・・
などの死神の通った後が明確に記されていた。
私は別の狙撃陣地へ向かうために陣地移動をしていた。
そのとき!!
我々の目の目の前を強烈な爆風と熱風そして、夜とは思えないような昼の明るさが周囲を覆ったのだ!
私たちは何が何だかわからずに塹壕にうずくまり、塹壕壁で自分の身を守
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