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黄色い帽子
1部分:第一章
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だ。地下に潜ってでも活動を続けるのだった。そうしてだ。
 やがて戦争が起こった。世界各国がそれぞれの陣営に加わり世界規模の戦いをはじめた。その中にだ。この国と大国も加わった。
 互いに敵対する立場だった。大国は多くの軍を出した。その軍は。
 戦い方は獰猛と言ってもよかった。そして戦争の後でだ。噂が出た。
「略奪が酷い!?」
「虐殺を行う!?」
「婦女子への暴行が目に余るだと」
「懲罰大隊!?何だそれは」
 とりわけだ。この国の誰もが聞いたことのない部隊の名前に注目された。
 その部隊はだ。こうした部隊だった。
「犯罪者とみなされた人間が入れられてか」
「地雷原を歩かされたり戦車の盾になってか」
「真っ先に突撃させられる」
「消耗品か」
「少しでも退けば後ろから味方に撃たれる」
「そんな部隊があるのか」
 このことを聞いてだ。多くの者が驚いた。

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