暁 〜小説投稿サイト〜
リリなのinボクらの太陽サーガ
預言
[13/13]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
て事を意味する。そして彼の心が絶望に染まってしまったら、今度は彼が人類の敵になってしまう。サバタ兄ちゃんの心と命運が、私達の未来を決めるっちゅう訳やから、カリムが気にしているのも納得した。

というかサバタ兄ちゃんって、もしかして銀河意思ダークと唯一戦える存在だったりするんかな? なんか預言を深読みしたらそれっぽい感じがしとるけど、サバタ兄ちゃん本人から『銀河意思ダークは人の身で到底勝てる相手じゃない』って明言しとるから、多分気のせいやろ。

「だからはやてさん、身内であるあなた達に頼むのは気が引けるけど、サバタさんの心の変化には気を付けていてくれないかしら? 彼の存在は私達や彼自身が思うよりはるかに大きいという事を、心に秘めておいて欲しいの。もし彼が次元世界の闇を目の当たりにしすぎて、人類に絶望するような事になってしまったら……」

「大丈夫ですよ、カリムさん。サバタ兄ちゃんはそんな柔な精神はしとりません。彼の戦いを見続け、彼と共に暮らしてきた私が言うんですから信じて下さい。サバタ兄ちゃんの心は、絶対に絶望に染まったりしません」

「そうですか……はやてさんの彼に対する信頼がよく伝わってきたわ。……わかりました。はやてさんの言う通り、彼の強さを信じましょう」

こうして、私らの聖王教会訪問は予想外の真実を受け入れる事にはなったものの、無事に済んだのであった。ちなみにヴォルケンと騎士達との模擬戦はとんでもなく盛り上がったという事だけ伝えとく。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ