暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜
空白期 中学編 23 「聖夜のひと時」
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
そっか」

 私から見ればとてもテキパキ動いていたように見えるんだけど……あれかな、私が無駄な動きが多かっただけとか。冷静に振り返ると慌てた時間帯もあったし、可能性を否定しきれない。
 はぁ……何で私はシュテルと違って要領が悪いんだろう。私が普通でシュテルが優れてるだけかもしれないけど、やっぱり人から似ていると言われる存在なだけに比較しちゃうんだよね。
 人知れず落胆する私だったが、シュテルがロッカーから出て行くのを見てすぐさま追いかける。言っておくけど、別に寂しいから追いかけたとかじゃないからね。ここは大切なところだから。

「ん? ショウ、何をしているのですか?」

 先に出たシュテルの発した疑問の言葉が気になった。彼女の肩から覗き込むように確認してみると、仕事着のままのショウくんがテーブルにケーキとジュースを並べていた。

「何ってクリスマスだから……って言いたいところだが、実際のところは材料が余ってたから作らせてもらっただけだけどな。ジュースは桃子さんから」
「桃子さんの部分はともかく、ケーキに関する部分は最初のだけで良いでしょうに」

 貶すような言い方をした割にシュテルの声はどことなく弾んでいるように思えた。表情も心なしか嬉しそうである。
 テーブルには2人分しか用意されていないようだが、これはどのように考えればいいだろうか。
 多分ひとつはシュテルのだよね。ショウくんが誘ったわけだし、その感謝的な感じだと考えられるわけで。
 問題なのはもうひとつ……ショウくん自身が作ったことを考えると、私の分の用意にも思える。だけど私はショウくんに手伝ってとお願いした立場であってお礼のようなことをされる身分ではない。むしろ私のほうがしないといけないわけで。
 それに……ショウくんはシュテルと仲が良い。これを言ったらショウくんのほうは否定しそうな気もするけど、何だかんだできちんと相手をしているんだから仲が良いって言っていいよね。はやてちゃんとの関係に似ているわけだし。
 他にもふたりの仕事の関係上、一緒に居ることが多いって理由もある。も……もしかすると、ふたりがそういう関係という可能性もゼロじゃないわけで。
 ……いや、落ち着いてなのは。
 普通に考えれば、シュテルよりもはやてちゃんのほうが親しいはず。はやてちゃんと付き合っているわけじゃないんだから、私が考えるような関係にはなっていない気もする。でもでも、可能性としてはゼロではないわけで……。

「やれやれ……ショウ、あなたが2人分しか用意していないから1名困っているようですよ」
「そう言われてもな……残ってた材料がそれだけだったし、俺は味見とかしてたからな。別に腹も減ってないし食べる気はないぞ」
「だそうですよなのは。せっかく用意してくれたのですから食べることに
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ