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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【東方Project】編
078 升田、人間止めるってよ
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な?)

あれから≠ヌれくらいの時が経ったかは判らないが、漸く目覚める事が出来る程度には体調も快復したらしい。……快復したのは良かったが何故か頭に柔らかい♀エ触が有った。……そしてそれが、俗に云う膝枕≠セということは簡単に理解出来た。

目を開けると、そこには女神≠ェ居た。……よく美女に使われるような比喩的表現では無く、本物の女神≠セった。……つまるところのミネルヴァさんだった。取り敢えず俺はミネルヴァさんから離れる。

「……取り敢えずは、お久しぶりですミネルヴァさん。大体100年振りくらいですかね」

「あぁ。久しぶりじゃの、升田 真人よ。……少し惜しいの。お主の主観では98年と7ヶ月振りくらいになるかの。あ、そうそう──(わらわ)からお主に伝えなくてならぬ事が有ったのじゃった」

「伝えなくてならない≠アと?」

ミネルヴァさんは俺の疑問に答える様に続ける。

「……お主、現人神(あらひとがみ)≠ノなったからの。それでお主が元の世界≠ノ転移する時、はっきんぐ≠オて妾の元に来てもらった──と云うわけじゃ。……そもそも【PSYREN】の世界──可能性の未来の世界≠ノ跳んでしまったのは、妾のはっきんぐ≠フ所為じゃしな」

「はっ? ……取り敢えずいろいろと突っ込みたいところは有りますが、現人神≠チて──人間でありながらの神≠ニかいう、あの? ……なんでさ」

ミネルヴァさんは俺の問いに鷹揚に頷いた。……その後はいろいろ──ミネルヴァさんに現人神≠ノなった理由を聞いたり、ミネルヴァさんに≪月の賢者≫に掛けられた枷≠外してもらったりして、俺がハルケギニアから本当に送られるはずだった時代≠ノ送ってもらった。

SIDE END
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