暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico18-Bミッドベルカ相搏つ
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にある丘の休憩所。夕食をみんなで買ってから合流ということで、念話でどれを購入したか、するかを相談しながら1つとして被らないように購入して、合流場所へ。

「早かったな。ミス海鳴ってそんなに早く終わるものなのか?」

「にゃはは。それが2人ともお互いを妨害し合っちゃって・・・」

「強制失格の即退場を食らったのよ」

呆れるなのはやアリサ、それにフェイト達。つまらない時間を申し訳なかったと、フェンリルとシャルの関係者として深く謝罪を申し上げたい。
さて。気持ちを切り替えて夕食だ。休憩所の、お世辞にも広いとは言えない木製の四角いテーブルにパックを並べ、そこから思い思いに箸を伸ばして食べていく。すると、「はやて達、その指環どうしたの?」とアリシアが小首を傾げた。

「あ、色は違うけど、みんな同じ指環してる〜」

「ザフィーラは耳飾りかい。似合ってるじゃないか」

「ホントだ、可愛い♪」

なのはやアルフやすずか、みんなにも見えるように手の甲を向ける。リインが「ルシル君にプレゼントしてもらったですよ〜♪」と言うと、「ずるい! はやて達にだけなんてず〜る〜い〜!」シャルが騒ぎだす。

「ルシル、ルシル。わたしも何か欲しい!」

「そういう約束だもんな。花火を見終わったら買いに行こうな」

「やったー!」

両手を振り上げて喜ぶアリシアの頭を撫でる。なんかもう妹のシエルを見ているようだ、この喜びよう。俺へのイタズラ心が無くなれば良いんだけどなぁ。

「シャルにも何か買うから、今は大人しく食べよう。オーケー?」

「オッケー! 指環、指環♪ 婚約指環?」

「マスター! 私にも婚約指環をください!」

「ただの指環だ、馬鹿2人!」

そう怒鳴った直後、ドーン!と腹に響く音と一緒に夜空に花火が咲いた。約1万5千発の花火に、俺たちは見惚れた。花火の打ち上げが終わった後は、シャルやアリシア達に指環やガラスのオブジェを購入(計6千円)。思い思いにゲームや食べ物を買い、人が疎らになってきたところで景品の花火をして、俺たちの夏祭りは終わった。


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