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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
追憶のジェラール
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とたどり着き手をつかむ……しかしその先は急流になっていて……

「きゃあああああ」

ルーシィさんとナツさんは下流へと流されてしまった

「ルーシィさん!!」

「ナツくん!!」

俺とセシリーは急いで急流の近くに行くが……二人の姿はもう見えない……

「どうしようシリル……」

「う〜ん……」

セシリーが俺の顔を覗き込みながら聞いてくる。俺はひとまず辺りを見回す
ハッピーはいまだに氷漬けになってるしヒビキさんも傷とルーシィさんに力を与えたために動けそうにない

「ナツさんはルーシィさんに任せよう……俺たちはヒビキさんたちを安全なところに連れていこう」

「わかった〜」

俺とセシリーはヒビキさんを岸に上げ寝かせる。さて……どこに運べばよいのやら……

「シリルちゃん……」

「シリルくんでお願いします」

「いや……呼び捨ての方がいいでしょ〜」

ヒビキさんは意識はあるようだし……肩を貸して安全なところまで連れていけるかな?

「僕たちのことはいいから……君はウェンディちゃんを探した方がいいと思うよ」

「え? なんでですか?」

ヒビキさんに言われて理由を聞いてしまう俺。確かにウェンディのことは心配だけど、ヒビキさんたちを放っておくわけにはいかないでしょ

「たぶんウェンディちゃんは意識を取り戻しているはずなんだ。でもウェンディちゃんだけだとまた自分責めてニルヴァーナの影響を受けてしまうかもしれない。でもシリルちゃんが近くにいてあげればウェンディちゃんはそんなことにはならないと思うから」

ヒビキさんは俺の顔を触りながら言う。確かにウェンディは少し……いやかなりメンタルが弱い。さっきみたいに自分を責めていることは十分に考えられるだろう

「わかりました。ヒビキさん。俺たちはウェンディを探してきます」

「うん。気をつけてね」

「はい!! 行こう!! セシリー」

「わかった〜」

ヒビキさんに一度お辞儀をして俺はセシリーにつかんでもらって空へと飛び上がる。さて……ウェンディの匂いは……

「あっちからウェンディの匂いがする!!セシリー!!」

「はいはい!!」

俺が指差した方向へとセシリーは進路を変更して飛んでいく。待ってろよウェンディ。闇に落ちるとかは絶対なしだからな!!



夕方……どこかの岩場にて……第3者side

「私……来なきゃよかったかな……」

ウェンディは体育座りをして肩を落とし落ち込んでいる

「まーたそういうこと言うの? ウェンディ」

「だって〜」

「ネガティブな感情は闇に心を奪われちゃうのよ」

ウェンディの隣に座っているシャルルがウェンディに注意する

「私……シリルた
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