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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第九十六話 新たな相棒   ★
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るこの場の面々にとってはどのように空中の的を破壊するのか気になるところである。

 士郎は地上の的と同じように踏み込み、一つ目を破壊し、飛行でなく、空を蹴り次の的へと踏み込む。
 それを繰り返し、次々に的を破壊していく。

「すごいスピードやな。
 飛行適性無いいっとたのに全然大丈夫やん」
「ううん、はやて。
 士郎の奴、飛行魔法使ってない」
「ですね。
 でもあの移動速度……高速移動魔法?」
「恐らく違う。
 そもそも飛行できぬのに高速移動魔法など使って制御できるとは思えん」
「ああ、そして衛宮の空中での踏み込み方。
 アレは飛行ではなく跳躍に近いな」

 はやて、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、シグナムのやり取りに

「さすがね。
 貴方達の言う通りアレは飛行でも高速移動でもないわ。
 足場となる力場を作り、それを使って跳躍しているだけ。
 空戦じゃなくて、地上戦を空中でやっているだけよ。
 ちなみにデバイスの補助だけじゃ士郎の飛行はほぼ無理よ」

 プレシアの士郎の飛行ではなく跳躍の種明かしをすると感心したように納得するリンディやクロノ達。

 全ての的を破壊した士郎が空中に着地するように止まり大きく息を吐き、歩くように空中から床に降りる。

「アレって地上部隊や飛行適性が無い局員にも使えないかしら?」

 レティの言葉にプレシアは首を横に振る。

「使えれば良いでしょうけど、かなりの魔力制御技術が必要になるわ。
 誰でもというわけには行かないわね」
「そう、なかなか難しいわね」

 プレシア達の歩いてくる士郎を見つめた時、なのはがあることに気がついた。

「もしかして士郎君のカートリッジシステム、アレってシグナムさんと同じなんですか?」
「デバイスの形態で似たところがあるからな。
 ベースにはしているが、まったく同じというわけではない」
「そこらへんは私が詳しく説明しちゃうよ」

 聞いてくれるのを待ってましたとマリーがなのは達に傍に立つ。

 その様子にシュミーデアイゼンを待機状態に戻し、騎士甲冑を解除した士郎は苦笑して、プレシアとリインフォースと空中跳躍のデータの確認を始める。

「シュミーデアイゼンの製作にあたってシグナムさんの言ったとおり、デバイス形態に共通点が多い点からベースはレヴァンティンだったの。
 だけどカートリッジシステムの時に問題があったの」
「あ、わかった。
 カートリッジの再装填方法。
 士郎君は双剣やから」

 はやての言葉にうれしそうに拍手するマリー

「さすがはやてちゃん。
 だけどそれだけだと五十点。
 魔術のイメージが強くて忘れがちだけど、士郎君のリンカーコアの魔力はそこまで多くないの」
「ああ、レヴァ
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