【東方Project】編
072 ある日、山の中 その2
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ねなく≠ネったことを誘導して、妹紅が話しやすい様にしながら妹紅の話を聞いている内に妹紅の語りは終わった。……実は、妹紅は輝夜に求婚していた5人の皇子の1人──車持皇子の娘だったらしい。
……だった≠ニ過去形なのは、妹紅の父親──車持皇子は妹紅の話では死んでいるらしいからだ。……死因は部下達の謀反だが、輝夜に惑わされた部下達が車持皇子(父上)を殺した≠ニ云う。輝夜に〜〜♂]々は違うとして、“アンドバリの指輪”で操ったのは俺だったりする。
(……げに恐ろしきは女の勘か…)
他人から見れば妹紅の馬鹿馬鹿しい妄想なのだが、強ち間違っていないので女の勘≠ニやらに戦慄する。……それで輝夜を──或いは、妹紅は知らないだろうが升田 真人(俺)を殺したいらしい。
(……仕方ない…)
妹紅の人生が狂ってしまったのは俺にも非が有るので、弟子入りを認める事にした。
「それで殺したい=Aなのか…。……話は判ったが──と云うよりは側に要るのは構わないが、俺の元に居ても強くなれるかは判らないぞ?」
「そんなこと承知しているよ。……でもシンに弟子入りしたら、強くなれる気がしたんだよね」
そう注釈を付けて、左手で頭を掻きながら右手を差し出す。妹紅は俺の右手を一も二も無く取る。……この瞬間から俺と妹紅の奇妙な師弟関係が始まるのだった。
SIDE END
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