〜三十八幕〜神と人間の差
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博霊神社の階段をかけ上がる。
上の方に、微かだが幾姉とアゲハ???そして一人の女性が立っていた。
「やっぱ、ここに居た」
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神社に入り、俺は別室で腕の治療をして貰った。
「有り難う。恩に切る」
「いいのよ、あんたもあの転生者の一人なんでしょ?」
その女性は、俺の腕に包帯を巻きながら問いかけてきた
「まぁ、転生というか、帰ってきたと言うか???」
少し笑みを浮かべながら答える。
「?変な事言う人ね」
全体に包帯を巻かれた腕にを見つめ強くてを握る。
「?????やっぱこんなに包帯巻く必要無かったんじゃ無いっすかね?」
女性に目をやる。
「駄目よ!あんた自分で気付いて無いようだけどかなりの大怪我よ!?傷口バックリ開いちゃってるし???」
大袈裟な気もするが、このままにしておこう。
「ふわぁ〜、ちょっと寝ますね。」
目を閉じ、その場に大の字になって倒れ混む
「えぇ!!?ちょっと、作戦会議やる???」
途中から女性の声は聞き取れなくなった。
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神「起きなさい!」
「う〜ん、姉貴?」
眠い目を擦りながら起き上がる。
幾「行くぞ」
「うおぉ!幾姉か???ビックリした???」
幾「作戦を説明するぞ?」
俺の目を見て、頷いた。
幾「まず、二つの部隊に別れて行動する、私達は正面からオーダー本部を叩く。
先に行っちゃったけど、もうひとつの部隊は裏口から」
「裏口なんて分かんのかよ?」
俺でも、オーダーは正面からしか行ったことがないので分からない
幾「阿部さんがあっちに行ってる。こっちのメンバーは私と星花、骸、アゲハ、そして霊夢」
幾姉から説明を受けた霊夢と言う女性は、俺の腕を治療してくれた人と同一人物だった
「貴女の名前、霊夢って言うんですね」
霊夢の目を見る
「そうよ、宜しく」
「こちらこそ」
そう言って、手を差しのべる。
霊夢は手を伸ばし、握手を交わす。
「???!!」
後ろから、気配を感じた。
幾「どうした?」
「一人???来る。この感じは???あいつか!」
幾「まさか、裕海か!?」
幾姉が驚いた表情で俺に顔を近づけてくる。
「違うけど、今は説明してらんない!着いてきて!」
俺は神社の階段を一気に飛び降りた。
骸2「あら、段々昔に戻って来てるのね」
憎たらしいこの女は歩みを止めた。
「うるせぇ!!」
俺が怒った事にはある事情があった。
出来るなら戻ってきてほしくなかったあの記憶が???
幾「お前、そんな身体能力あったのか?」
幾姉達が階段を降りてくる。
ア「???っ!」
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