暁 〜小説投稿サイト〜
竜のもうひとつの瞳
第三章〜その頃、奥州では〜
第十二話
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
言詫びれば、侍女は優しく微笑んでいる。
その表情がとても懐かしくて、忘れてしまったはずの誰かを呼び起こさせるような、そんな感覚があった。

 あれは一体、誰だったか―――――

 そんなことを思いながら再び眠りに落ちていく。傍らに誰かがいることに酷く安堵しながら。
そしてもう記憶の奥底に沈んでしまった、かつて自分が安心して身を委ねていた誰かの影を思い出しながら。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ